るーみっくわーるど再び | かたつむりファーム管理人室
こんにちは

FF11関連の続きを書こうかと、思っていましたが、
その前に、高橋留美子さんの作品の紹介をしたいと思って、
記事を書くことに、しました。

実は、私は、今年の8月に、ある企画に参加しました。

それは、るーみっく版美人時計企画
というものです。

こちらのイラスト募集を、今年の4月頃に見つけまして、8月に彩色済み
イラストを1枚仕上げました。

その時、描いたイラストが、次の「音無響子さん@めぞん一刻」です。



【とある温泉旅館にて】


実際に、時計が設置されているのは、「るーみっくさーち」
という高橋留美子作品ファンコミュニティサイトです。

記事タイトルに「ふたたび」とあるのは、
昨年、次のような記事をブログに載せているからです。
めぞん一刻@るーみっくわーるど

この記事の中で、私は、次のような大胆発言をしています。

>私は、今の、この年齢になるまで、この作品を上回る恋愛をメインに描いた作品を眼にしたことが
>ありません。

この言葉を、訂正します。
今月、ある機会があって、観ることができた2つのアニメが、
どちらも、恋愛ものとして、とても心に残る作品でした。

1つは「アオハライド」
もう1つは、「いたずらなKiss」
この記事に合わせて、2つの作品のイラストも描いて載せたかったのですが、
諸事情で、新規にパソコンを使用した絵を描けない状況になっています。

両作品それぞれのイラストが仕上がりましたら、
また別記事として、紹介しようと思います。

今のところは、大胆発言の訂正に留めておいて、
まだ、観ていないだけで、素敵なアニメ作品も、
いっぱいあるんだろうなという気持ちを持って、
そういう作品に出会えることを期待したいと思います。

るーみっく作品の、他の作品の絵も、まだ仕上げられなくて
載せる絵もありませんが、今回は、前回書けなかった(書かなかった)
この「めぞん一刻」に関わる、エピソードを、書きとめておこうと
思います。

「めぞん一刻」が「ビッグコミックスピリッツ(当時は月刊)」
に連載されたのは、
創刊号である1980年11月号から1987年の19号までの期間でした。
Wikipediaによる記事

まさに、「アオイホノオ」というテレビドラマのど真ん中の時期に一致するのです

この「アオイホノオ」に関しては、
次のサイト記事に、詳しく内容が書かれているので、
お時間ある方は、目を通していただくと、わかり易いと思います。


漫画家を目指す人への指南書:アオイホノオ

---------以下・・こちらサイト記事の抜粋です--------
それはもう漫画家志望者にとっては
痛い!痛すぎる!! という漫画です

多分 ある程度の年齢の
しかも過去に似た経験がある読者で
これを読んで のたうち回ったという人が
結構いるのではないか と思われます

○| ̄|_
----------------------------------------------------
ということで、のたうち回った一人が私です。

29年前の1985年―――

私信:コメントへの返信です。
の記事で、触れたのが「だめだよ木原ちゃん」という作品ですが、
この漫画の作者である「加藤唯史」先生の代表作の1つが
前回、記事にした中のイラストに登場する「味沢匠」が活躍する「ザ・シェフ」という作品です。


【「ザ・シェフ」味沢匠】


―――――――以下、でんすけの「mixi日記」から転載―――――――
たしか、19歳の頃、高校卒業して、単身、東京に上京した後、
漫画家のアシスタントとして、加藤唯史先生のところで、5か月
お世話になったことがありました。

ずぶの素人が漫画制作の現場で、役に立つはずもなく、
仕上げと、朝、昼、晩の食事、先生が徹夜する時は、夜食も作る毎日でした。

絵のほうは、プロアシさんの目で見ても、「もう、伸びる要素はないね。」と
言われ続けて、早々に諦めたのですが、食事係として、アシを継続しました。

加藤先生は、この時、
「週刊 漫画ゴラク(日本文芸社)」で、「ザ・シェフ」
「ビッグコミックオリジナル(月2回刊行 小学館)」で、「ホットDOC」
「月刊ビジネスジャンプ(集英社)」で、「だめだよ!木原ちゃん」
と3つの連載を持っていました。

「ザ・シェフ」という料理人を主人公にした作品の、作画担当の加藤先生に、
「でんすけは、絵は下手だけど、料理だけは、うまいんだよな」と言われたので、

(次のアルバイトは、レストランにでも勤めようかな)
と思うきっかけとなりました。

その後、豊島園のファーストフード店で、4か月。
新宿の純喫茶で、1年。
新大久保の深夜喫茶で、2年。
厨房生活をすることになりました。

「ザ・シェフ」の連載開始は、「美味しんぼ」の連載が始まった頃。
加藤先生は、手塚治虫先生(当時は、御存命でした)の「ブラックジャック」と、
「美味しんぼ」を、強烈に意識していました。



そんな、ライバル関係にあったキャラ達を、ちょっと

「FF11の世界で会わせてあげたいな」

と、思って、この絵を描いてみました。

月に7~8回の締切を間に合わせた後で、 
加藤先生は、カラオケスナックで、カラオケをすることを、
楽しみにしてて、私も、何度か、お伴したことがありました。

何を、歌ったのか、記憶は曖昧ですが、確か、定番の演歌だったと思います。
―――――――転載ここまで―――――――


【仕上げ担当した頃の加藤先生の単行本】


先日、ニコニコ動画にアップロードしたのが、次のFF11関連動画なのですが、


当時、アシスタント仲間として、一緒に加藤先生を、お手伝いした方たちにも
ちゃんとした「ありがとう」を伝えたいと思っています。
今は、こんなふうに、サイトで「ありがとう」を言うしかできませんが^^

そして、当時、親の反対を押し切って上京をした私に、仕送りを続けてくれた
両親へも、感謝の気持ちでいっぱいです。
今思うと、親の仕送りで生活をしていた、「めぞん一刻」の五代くんの立場に、
自分を重ねていたので、この「めぞん一刻」を大好きになったのかもしれません。

2年前、長男が上京しました。
来年の春は、次男も、高校を卒業します。

子の立場で、聴いていた さだまさしさんの「案山子(かかし)」という曲を
今は、親の立場で実感しています。
できれば、さだまさしさんの声で紹介したいのですが、CD音源は、著作権上アウトなので
あいかわらずの下手くそな歌ですが、ニコニコ動画に載せた、でんすけ歌唱で、
この曲を紹介します。
(詳しい歌詞は「d2farm研究室:案山子」のページに載っています)




最後におまけ・・・
トップイラストは、時計用に横長になっていますが、全身イラストはこちらです。

【とある温泉旅館にて(音無響子さん全身)】