アニメ制作者を応援したい Part2 | かたつむりファーム管理人室
「アニメの制作者を応援したい」記事の続きです。

前回の記事の要約です
1.日本という国が、国際労働条約を批准していないことの問題

2.「カルテに「月600時間労働」
   アニメ制作会社勤務だった20代男性の過労自殺認定」
   記事の紹介

3.アニメ制作進行という仕事の内容について

4.改善提案
  「体を壊してまで文化を支えている人たちの待遇をなんとか改善しなければ」
 (1)【労働時間を多く必要とする要因】
 (2)【アニメーションを創造する必要性】
 (3)【アニメ作品を使って売り上げを増やす方法について】
 (4)【商品化された商品(関連グッズ)を売る方法】



日が経ちましたので、少し整理します。

1.日本という国が、国際労働条約を批准していないことの問題

  この件については、今、ここで私が声高に何か叫んだとしても、
  拘束時間と睡眠時間が同時間と思える(国会参加中、ずっと睡眠している)
  国会議員を注意できない 日本の国会に期待することは、何一つ
  ありません。

 しかし、労働時間8時間というのは、
 前回記事で紹介しましたメーデーの起こり
 <劣悪な労働条件に異を唱えた労働者が勝ちえた権利>
 なのですから、時代が変わった今でも、その権利を主張することは、
 なんら恥じる事はありません。

--------[メーデー(Wikipedia)の記事から抜粋 引用]---------------------
労働者の日としてのメーデーは、
1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働組合連盟(後のアメリカ労働総同盟、AFL)が、
シカゴを中心に8時間労働制要求(8-hour day movement)の統一ストライキを行ったのが起源[4]。
1日12時間から14時間労働が当たり前だった当時、

「第1の8時間は仕事のために、
 第2の8時間は休息のために、
 そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」
 を目標に行われた。
--------[抜粋 ここまで]---------------------

 このことは、国の法律整備を待つまでもなく、
 各企業の取り組みで、改善できる問題でもあります。

 実際、私自身は、2014年2月と3月は、一日平均 15時間以上の労働をしていました。
 (出勤した日に限ります:休日は2月に4日 3月に5日取っています)

 私は、昨年(2013年)4月に会社で行われた会議の最中に体調が優れないため、
 トイレに行った際、激しい吐血と下血をした後、気を失い、10分ほど意識消失の
 状態になったことがあります。
 (原因は過労と胃潰瘍。そして、大量の吐血・下血による貧血とのことでした)

 (でんすけのツイート[2013年4月25日]から)
 https://twitter.com/blues_lynne/status/327433983455547393

 この後、会社からは、作業は定時時間内だけでよいという許可を得て、
 1日8時間の労働ということで配慮してもらっています。

 今年の 2月3月は、2月に重大事故が発生したことで、その改善と再発防止対策の為の
 集中的な作業を実施することとなり、特に2月の大雪の前までは、睡眠時間を削って
 作業することを余儀なくされました。
 (2月~3月で、ブログの更新が止まったのは、このことが原因です)

 しかし、今年の4月からは、月8時間労働に戻っています。
 (とりあえず、チーム内では、私だけですが)

 こういった配慮をしてもらっているので、私自身は
 【そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために】
 が実現できています。
 >このブログの記事が更新されていることが、証拠です。

 ですから、間違った法律を作り続けている日本という国の法律整備を待たずに
 企業にできることはあるはずです。
(逆にいえば、日本という国をあてにしていたら、何もできません)

 もちろん、今まで12時間かけてやっていた仕事を8時間で行うことは
 私には、当然、できません。(昨年の過労原因の後遺症も残っていますので)

 対策として考えられるのは、
 1.私と同等の仕事をできる社員を教育すること
 2.私と同等の仕事をできる社員を採用すること
 3.私のやってきた仕事を外注委託すること。

 今、この3つの対策を急ピッチで進めています。





2.「カルテに「月600時間労働」
   アニメ制作会社勤務だった20代男性の過労自殺認定」
   記事の紹介

この問題について、2チャンネルの次の記事を見つけました。

2チェンネルスレから

http://ai.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1398416246/l50#


この記事の拡散希望のブログが、ありましたので、こちらのサイトのほうが、ブログ管理者の方の
コメントもあり、わかり易いです。
http://rejapan.blog.jp/archives/1002198357.html

 実際に、私が過労が原因で、意識消失となった後、
 両目と右手、右足が、正常に機能しませんでした。

 1週間ほどして、視力がある程度回復し、右手もPCのキーボードを叩けるくらいには
 回復しましたが、この意識消失した後の1週間は、はっきり言って地獄でした。
 自宅療養中であるにも関わらず、好きなアニメも見られない
 (音声・音楽は楽しめました)上に、手が言う事を効かない。

 激しい頭痛に見舞われるため、寝ようと思っても、痛みで眼が覚めて、
 睡眠時間が充分に取れない日が続きました。
 ですから、死にたくなる気持ちは、わかります。

 でも、死んでしまっては、何にもなりません。
 亡くなった方を悪く言うつもりはありません。
 程度の差はあると思いますが、同じような経験をした者として、
 やっぱり、思い留まってほしいと感じました。


3.アニメ制作進行という仕事の内容について

 この件については、特に補足する内容はありません
 よい創作物を、創造する上で、必要なプロセスは省略できないものです。



4.改善提案
  「体を壊してまで文化を支えている人たちの待遇をなんとか改善しなければ」
 (1)【労働時間を多く必要とする要因】

    このテーマで、私が出した結論は変わっていません。再掲載します。

    日本のアニメーション制作会社が目指す方向ははっきりしていると思います。

    1.労働時間を1日8時間 週40時間を厳守する。
    2.高い技術を持った技術者を教育する。
    3.適正な労働賃金を支払う。

 (2)【アニメーションを創造する必要性】

    私は、日本のアニメーションが大好きです。
    ディズニーの大作アニメ映画が上映されても、ものすごく暇な時や、
    イベント参加のためのバス移動の車中で、上映でもされない限り、
    選択するなら、絶対、日本アニメ―ションを選択します。

    たくさん作られる新作アニメを全て観る事はできませんが、
    友人から紹介されたアニメや、スカパーで放送されるアニメは、
    積極的に見ていますし、観ていないアニメでも、アニソンを覚えて
    カラオケで歌ったりします。

    アニメ自体の評価が低くても、主題歌、挿入歌、エンディングソングが
    優れているアニメは、たくさん、あります。
    そういった、アニソン文化が拡張していることが、アニメ制作の副産物で
    あるのだとすれば、絶対に、それらの創造物を減らしたり、なくしたり
    してほしくないと、願っています。

    現在、アニメ制作の現場が産み出したものは、数多くあり、それらのコンテンツの
    中で、成功しているものも多くあり、日本の停滞している経済を中で、
    大きな売上になってるコンテンツも多くあると思っています。

    こういった記事を書く場合、そういった経済効果なども、調べて掲載できると
    わかり易いと思いますが、それらは、調査する時間が取れましたら、
    報告していきたいと思います。
    (申し訳ありませんが、約束はできません)
 
    ・アニメーション関連ソング
    ・声優さん文化
    ・アニメーションストーリーを題材としたゲーム
    ・アニメーションキャラクターを題材としたゲーム

    それ以外にも、アニメーション本編だけではなく、
    スピンオフ作品
    オンライン小説の二次創作(私も書いていますが)
    
    制作者とは直接の関係はないと思える、これら二次発生的な文化を含めれば、
    1つのアニメが産み出すコンテンツの拡がりというものは、
    極めて大きなものであると考えます。

    ですから、今のアニメーション制作については、

    このまま、正当進化を続けて欲しい

    と希望しています。


 (3)【アニメ作品を使って売り上げを増やす方法について】
   (前回 記事で述べた結論)
    「今、市場に流通しているアニメ、そして、これから制作するアニメの
     売上を上げるしかない」
    のだと思います。

    アニメ作品自体を、売る方法ですが、

    DVD・ブルーレイの売上を伸ばす

     これができれば、苦労しないと思われますが、
     前述引用の2チャンネルの書き込みの中で

-----[書き込み内容から引用]------------------------
お布施ってwwwwwwwwwwwww
お布施が届いていないっていう記事やで?www
19: 名無しさん:2014/04/25(金)20:11:43 ID:ebeT2eZ7o
>>17
ああ、そうだった
今の仕組みだと「買い支える」つもりが「中抜き支えてる」だしな
京アニみたいにショップ作ったり直販やるみたいのなら別だが
20: 名無しさん:2014/04/25(金)20:14:29 ID:8IpGWAPsL
>>17
海賊版市場や海外への流失が悪いんや。
韓国人なんて海賊版見て旭日旗ニダー!とか文句言ってやがる始末だし。
21: 名無しさん:2014/04/25(金)20:17:24 ID:e8lE2evCH
>>20
俺はまったく逆の考えなんだわ、ごめんねw
流失してなけれは観れもしないし知らないだけでしょ。どうやって知るの?

----[引用ここまで]--------------------------------------

 こう言ってはいけないのかもしれませんが、ディスク自体を販売対象にすること
 自体が無理になっているのかもしれません。

 映像が、データとして流通してしまっている以上、
 ディスクの販売購入で生まれる 売上自体が、
 購入する側も【お布施】という認識なのであれば、
 「制作者を応援する」=「お布施を払う」というのは意味がないように思います。

 ・純粋な意味でのコレクション

 ・繰り返し視聴するために、ディスクを買う

 ・好きな人と情報を共有したいために、ディスクを買ってプレゼントする

  こういう用途で購入されたものなければ、ディスク購入の意味がないように思います。
  その為に、購入特典付きなどもあります。

  本編とは別に、おまけ映像としての、声優さんインタビューとか、
  ミニキャラパロディがディスクの特典としてミックスされる場合も
  あります。それも、DVDをレンタルで借りる時の楽しみの一つです。

  しかし、やっぱり、本編だと思います。
  漫画が、単行本になる時、加筆修正される場合もありますが、

  アニメ作品の場合、本編の放送時の魅力を損なわない範囲での修正に留めてほしいと
  思っています。
  ディスク版エンディングとテレビ版エンディングが異なってしまったり
  とかは、やってないとは思いますが、やってほしくないです。


 ところで、通常のディスク販売とは別に、映像自体を販売する方法はないでしょうか?

 私が、幼少の頃は、自宅にビデオはおろか、カラーテレビもありませんでした。
 父の時代は、モノクロテレビもなく、街頭テレビしかなかったようです。

 当時、カラーテレビを持っている友達の家に遊びに行くのは、
 アニメや特撮ヒーローをカラーで観たかったからです。
 「ウルトラマン」が、元々「レッドマン」で制作されていたようですが
  カラーテレビの普及が伸びない時期だったため、「レッド」ではなく、
 「ウルトラ」になったのだろうと、私は思っています。
 「レッドバロン」や「ゴレンジャー」が色を意識したデザインなのは、
 カラーテレビが行き渡った頃だったはずです。

 すいません、脱線しましたが、私は、今、スカパーに契約していて、
 ゴールデンウィークの集中放送を楽しみに観ています。
 こういった映像を録画した場合、おそらく、私と同じように
 今は、1人で再生して楽しむ人がほとんどだと思います。

 スカパーを契約した友人の家に、仲間が集まって、アニメの上映会を
 するとか、今の時代って、もう無理なのでしょうか?

 もしくは、レンタルルームでのスカパー上映会や、ビデオ上映会とか
 できないものなのでしょうか?

 自分が好きなアニメを、誰かに広めたい
 そういう気持ちで、自分のビデオコレクションを、活用する。

 そういったコミュニケーションは、もう実現しないのでしょうか?



 この記事を書く前に、
 「私は、「Fate/Zero」という作品を、友人から薦められて、観ました」
 という意味の記事を書きました。



【聖杯戦争 遠坂陣営 時臣とアーチャ― Fate/Zeroから】



 既に、本放送が終わっている「機動戦士ガンダムSEED」という作品
 については、本当に好き過ぎて、ファーストガンダム好きの会社の
 同僚には、必ず、「SEED面白いよ」と言い続けています。


【イザーク・ジュール 機動戦士ガンダムSEEDから】

どちらの絵も、アニソン好きの仲間からリクエストいただき描いたデジ絵です。
リクエストしてくれた方の年齢は、10代、20代の方です。


 あまり効果はないかもしれませんが、アニメ好きの底辺を拡大
 していくこと、それが、誰でもができることではないかと思います。

 1人の力は小さいですが、アニメを好きな人(前述の2チャンネルに
 コメントを寄せた方など)たちが、積極的に、アニメ好きであることを
 表明して、

 「アニメ好きが特別な人種ではないんだ」
 
  ということになれば、もっと、もっと、そのアニメを売ることに
  優れた人材が、アニメの制作会社に入ってきて、
  持っている商才を発揮して、いろいろな

  「アニメを、お金にする方法を考える」

  ことができるようになると思います。

  私のように、「超」が付くほど「好きになってくれ」とは
  言いません。

  ゴールデンウィークや、夏休み、週末

  「アニメ映画でも、観に行こうか」

  と思ってもらえる人が増えれば、その人たちの中から、
  制作の現場に入りたいと思う人が出てくるはずなのです。

  私も、絵を描く才能さえ、わずかでもあれば、
  この年齢であっても、アニメの制作現場に入りたい1人なのですから。

  そういった気持ちで入ってきた人が、がっかりしないように
  そういった人材を受け入れる会社側も、労働条件をしっかりと
  守って、過剰な労働を、させないように配慮するべきです。

  以前、私が、尊敬する安彦良和さんが、過労で倒れた時

  作画wiki記事
  http://www18.atwiki.jp/sakuga/pages/341.html

----------------[作画wikiから抜粋・引用]---------------
ガンダム制作中に病気で倒れ、過労死の多い業界にあってこの時は
「やってしまった、死んだ」と思ったそうである。
病床でもガンダムの放送を見ながら「修正したい、制作に加わりたい」
との情熱は絶えなかった。
だが「妻も子もいる身ではこれ以上無理できないから現場に戻るのは難しい」
との気持ちも漏らす。

----------------[ここまで]------------------
 アニメーション制作の現場に戻りたいという意思を持っていながら、
 戻る事ができなかったという悲劇が、ここにあるのです。
 経験者でさえ、その苛酷な労働に耐えられず、現場復帰を諦める
 そんな労働条件の仕事を、ただのアニメが好きだというファンが
 続けることは、困難だと思います。


 絵が描けない人であっても、

 ・営業
 ・販促
 ・アニメ関係のイベント企画、
 ・経理を担当して、無駄な経費を使わせない

 そういった場面で活躍してもよいと思います。

 アニメの制作会社の求人募集を、一通りみました。

 「絵が描けない人材は、必要ない」
 としか思えない、求人募集記事しか見つかりませんでした。

 絵を描くのが苦手な人でも、
 絵を描くのが得意な人を集める才能を持っているかもしれません

 そういう人が制作スタッフに入れば、
 作画スタッフが不足した時に、たくさんの応援スタッフを
 引っ張ってきてくれるかもしれません。

 私は、制作会社にそういうスタッフがいてもいいと思います。


 既に試みられている方法で、
 既に試行錯誤した結果が出ていることかもしれませんが、
 私が考えた、いくつかのアニメ映像コンテンツを
 商品にする方法を、挙げてみます。

 【案1】
 全国の公立図書館、公立学校の図書館に 映像配信する契約をする。

    アニメ作品の「良作」の判断基準を設け、
    年に1回、アニメコンテストを行う

    いわゆる、映画の世界の「アカデミー賞」や
    「日本アカデミー賞」のようなものを開催し、
    そこで賞を取った作品は、漏れなく
    図書館が購入・もしくは配信の契約を交わして
    一般の人が図書館内で、無料閲覧できるようにする。

    こうすることで、名作の読み聞かせと、同じように、
    名作アニメを観る機会を増やすことになると思います。


 【案2】
 アニメ映像を使用したカラオケ楽曲を増やし、
 1曲ごとの使用料をアニメ制作会社が受け取れる仕組みをつくる

    このことは、前回の記事でも触れました。
    例えば、1回使用したら5円の使用料が、
    「その映像を作成した制作会社に支払われる」
    ようになった場合、

    1人が10回同じ映像の同じ楽曲を選曲すれば、
    50円が、制作会社の雑収入になります。

    そういった人が20人いれば、1,000円になります。
    そこで、CDの1枚分の売上と同等になるのです。
    たかが、CD1枚と思うかもしれませんが、

    先月、私が参加した「水樹奈々さんの動画大会」には、
    20人を超える参加メンバーが、動画を撮っています。
    この時の課題曲が、「純潔パラドックス」で
    アニソンです。
    全国採点の4月の参加者は、1,000人を越えていました。
    1曲ずつでも、5,000円。
    10曲ずつであれば、50,000円です。
    
    その1,000人のアニメ好きが動画大会を開催して10人ずつ
    10,000人で同じ曲を歌った場合、500,000円になります。
    この金額は、作画スタッフを2人雇える金額なのです。

    既に、制作されたアニメを5分程度に編集し直して、
    カラオケの映像で使用する。
    技術的にも費用的にも、さほど難しいことではないと
    思います。

 【案3】
   映画版作品の映画館でのリバイバル上映を増やす

    私は、20歳頃の時、
    池袋の文芸坐という映画館で、予備知識なしで、
    洋画、邦画を観る事を楽しみにしていました。

    入場料500円で、3本立て
    二時間作品であれば、6時間
    映画館に、いてもいいのです。

    「俺たちに明日はない」
    「シャレード」
    といった洋画作品は、そこで
    何の予備知識もなく、ふらっと立ち寄って観た事が
    きっかけとなり、大好きな映画となりました。

    数多くある作品の中で、
    「映画館の経営者(スタッフ)が、お薦めした作品」
    という位置づけの作品であれば、

    私は、「観たいと思います」

    私は、ブログを巡回しながら、新作アニメのどの作品が面白いか
    自分に合ってるか、それを見つけることが楽しいのです。

    映画館経営のプロが、厳選したアニメ作品という
    ことで、取り上げられれば、間違いなく、映画館に行きます。

    その厳選されたアニメ作品が、面白いと思えば、
    リピーターとして、その映画館の次の上映にも積極的に行くかもしれませんし、
    タイトルを確認して、自宅で観るかもしれません。

    興行収益が、制作会社にも10%支払われるということになれば、
    「リバイバル上映館向けに編集された 映画版が作成される」
    という動きも、出てくるかもしれません。
    新作である必要はないのです。

    映画版を観て、本編を観たいと思うファンが現れるかもしれません。

    ロードショー公開作品を上映した後の、
    曜日を決めてのリバイバルタイムでもいいのです。

    水曜日 19:00から23:00まで2本立て 500円
    この金額で映画館の大画面でアニメ鑑賞ができるなら、
    私は、1人でも観に行きたいと思います。
    その行動が、アニメの制作者・制作会社に役立つのであれば、
    小遣いが許す限り、観に行くと思います。

    作品が好きな作品であれば、妻を伴って、一緒に観るかもしれません

    周りで、一緒に観賞しているのは、
    全員が、そのアニメを好きな人たちなのです。
    そういう、同じ趣味を持った人が集まる空間に、行きたいと思います。
    (それが、近場の映画館であれば、なおさらです)
    
    そして、一番のメリットは、観客動員が数値で出るということです。
    アニメの人気度が数値化されるわけです。
    良作の判断基準として、これほど、わかり易いものはありません。


 (4)【商品化された商品(関連グッズ)を売る方法】

・アニメを題材としたゲーム
・アニメのキャラクターのフィギュア
・アニメのキャラの絵柄をプリントした文房具
・アニメに登場する機械(ロボット等)のプラモデル・フィギュア


   ゲーム、フィギュアは、はっきり言って高価です。
   私は、なかなか手が出ません(買えません)。

   でも、プラモデルで、1,000円から2,000円くらい
   の価格帯の物であれば、今の小遣いの範囲で買えます。
   なんといっても、制作する楽しみが味わえるのが、
   私が、プラモデルを買う一番の理由です。

   作り上げた達成感というものは、何度、味わってもいいものです。

   前回の記事では触れませんでしたが、
   最近、私は、コスプレというものに興味を示しています。
   コスプレとは、アニメのキャラの扮装を真似することです。

   コスプレを、自分がすることはないと思っていましたが、
   カラオケ仲間が、アニメに登場する軍服を身につけて、私と一緒に
   歌ってくれた時、
   「軍服なら、私が着ても違和感ないかもしれない」
   と気付きました。

   ド派手なコスチュームは、もちろん無理です。
   魔法少女のドレスなどを着るのは、絶対に似合わないので、
   私には恥ずかしくてできません。
   (コスプレが似合う人が着ると、素直にカッコいいと思います)

   そんな経験があったので、学園物アニメの男子制服や、ロボットアニメの軍服など
   ちょっとしたイベントで、身に付けるのって、悪くないと思っています。

   実際に、私は、前述の「水樹奈々さん動画大会」の動画も、
   軍服を着て、撮影してみました。

   私のようなおじさんが着るのですから、好評とは言えませんでしたが、

   「プリクラを撮影する感覚で、ちょっと、変わった格好をしてみる」
   そんな、変身願望を叶えてくれるアイテムとして、楽しめます。

   同じような、変身願望を持つアニメファンが、
   「気楽にコスプレをして、カラオケを楽しみ、動画を撮る」
   (今回、身に付けた衣装は、オークションで1,000円で購入しました)

   同じような楽しみ方を、海外のアニメファンが真似してくれれば、
   本当の意味でのクールジャパンに、なると思います。
   (コスプレの販売、海外輸出という、形ある商売に繋がる可能性があります)

   海外のアニメファンに、クールジャパンをアピールするなら、
   アニメを使って「アニメを観る」以外の楽しみ方を、
   アピールする必要もあると思います。


   そして、日本アニメーションの 全体的な収益が上がれば、
   東京ディズニーランドのような、テーマパークの建設も夢ではないと思います。


 私が妄想する「ジャパンアニメーションランド」というテーマパークの中では、

  ミッキーマウスのカチューシャの代わりに、

  猫耳キャラのカチューシャや、アニメに登場する軍帽や、
  人気キャラの被る簡単なかつらを身に付けた利用者が、

  笑顔でアトラクションを楽しむ事ができて、
  ルパン三世や、孫悟空、名探偵コナン
  ちびまるこちゃん、ドラえもん、クレヨンしんちゃん
  といった人気キャラといつでも握手ができる。
  
  イベントステージでは、声優さんや、アニソンシンガーの方の歌声を
  生で聴く事ができる。

  当然、ショップで、関連グッズの販売・購入もできます。

  テーマパークでの上映用に、新作アニメも作られるかも知れません。

  そこでしか観る事のできない長編アニメや、短編アニメ、
  プロが制作したパロディアニメが定期的に上映されれば、

  その作品を観たくて、週に1回くらい訪れる

  ヘヴィなリピーターも増えていくかもしれません。



最後になりますが、

 私が、こうやってブログを書くことができること、
 デジ絵の制作の練習をできること
 カラオケハウスで、仲間とアニソンを歌うこと

 全て、余暇があるからなのです。

「家に帰ってもやることがないから、残業代を稼ぐために、職場に残ろう」
 と思っている人が、日本の労働者の大半なのであれば、

 「余暇を楽しむ方法を見つけてください。」
 と言いたいです。

このサイトでも、紹介していますが、
私は、下手の横好きなので、比較的、どんな趣味にも手を出します。

1.海外旅行
2.カートレース参戦
3.小説を読む・書く
4.イラストを描く・漫画を描く
5.デジ絵を描く
6.動画を作成する
7.アニメ鑑賞
8.ゲームで遊ぶ・ゲームを作る
9.スポーツ観戦(モータースポーツ・サッカー・オリンピック競技)
10.カラオケ
11.ブログを書く
12.WEBデザインやwebCGIパーツを作る
13.映画鑑賞(今は、主にテレビ放送 独身時は週に1回映画館行っていました)
14.ネットサーフィン
15.アーティストライブへの参加

それら、すべて、まとまった時間(余暇)がなければできません
余暇があるから、楽しむことができるとも言えます。

 働き手が、ずっと会社に拘束されている状況では、余暇は生まれません。
 余暇が生まれなければ、趣味に時間を費やすことはできません。
 趣味に時間を割かなければ、経済は停滞してしまいます。
 有形・無形を問わず、趣味に、お金をかけることができる余裕が
 生まれれば、必ず、景気は回復します。

 車も、家も、家電も、もう、滅多なことでは壊れません。
 (壊れれば大問題になります)
 もっと、形のない「サービス」というものに、対価を支払うことに
 日本人は慣れて欲しいと思います。

 思い出を残すという行為・・・
 どこかのCMでもありますが、お金で買えない価値があるものもあります。

 そして、僅かなお金を払い、時間を費やすことで得られる
 素晴らしい思い出というものもあります。


 50年近い年月、さまざまな趣味を試してみましたが、
 アニメに関連する趣味は、ほかの趣味に較べて、奥が深く、
 飽きる事がありません。



 これからも、もっともっと、たくさん、
  アニメ関連のコンテンツを楽しんでいきたいと思っています。


 長い記事になりましたが、
 とりあえず、この事件に関する、私の気持ちは、まとめることが
 できました。

 この記事を目にされた方が、少しでも、日本のアニメ文化に興味を
 持っていただくことができたなら、とても幸せです。