キャンピングカーのサブバッテリーをリチウムイオンバッテリーにする際にはいくつかの選択肢があります。
生セルで組む方法、オンリースタイルやレノジーのバッテリーで組む方法、ビルダー製などの場合があります。
その中で、今回は生セルと呼ばれる3.2VのLiFePO4セルを4つ直列で12.8Vシステム、または8つ直列にし25.6Vシステムを構築する場合に限って書いていきます。
生セルでサブバッテリーを組む際の選択肢としては現在、プラスチックシェルとアルミシェルの2種類があります。
●プラスチックシェル
WinstonやSinopoly、CALBなどのメーカーがあります
容量としては200Ahと400Ahの2種類がほとんど
メリット
・堅牢なプラスチックシェル
・端子サイズが大きいのでネジが舐めずらい緩みずらい
デメリット
・価格が高め
・サイズが大きい 搭載性が良くない
・容量に対して体積が大きい
●アルミシェル
EVAやCATLなど多数
容量としてはかなり小さなものからありますが、キャンピングカー用のサブバッテリーとしては200~310Ahで各社から多数出ています。
つい最近では400Ahクラスの物が出てきましたね
メリット
・安価で大容量
・サイズがコンパクトなので搭載性良好
・高さが200mm程度なのでキャンピングカーのシート下に収まる
・4つ(12.8V仕様)で鉛100Ahとほぼ同サイズで200~310Ahの容量
デメリット
・端子サイズが小さい(M6)ネジが舐めたり緩んだりの懸念アリ
・最大で310Ahなので大容量化の場合は並列接続が必要
ざっくり比較するとこんな感じですね。
ボクは大容量化に魅力を感じてアルミシェルを採用しました。
ちなみに、中国製の組みバッテリー(BMS内臓の鉛バッテリーの様な見た目の物)では、ケースをあけると大抵アルミシェルのバッテリーが入っている様です。
バスバーや配線が汚かったり、BMSのスペックが不明などちょっと信頼性にかける製品がちょこちょこ見られる様です。
中にはまともなものもあるんでしょうけど、ボクは不安だから買わないかな・・・
この様なバッテリーを購入するなら、まともなBMSを選ぶことのできる生セルからの組み上げの方が良いと思います。