リチウム(LiFePO4)サブバッテリーは満充電を嫌う? 充電制御システムについて | 空飛ぶわんこ

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リチウム(LiFePO4)のサブバッテリーは、鉛バッテリーと異なり満充電での維持は寿命を縮めると言われています。

もちろん過放電もダメですよ~

 

いろいろな所からリチウムサブバッテリーのシステムが出てきているが、その事に対してどの様な仕様になっているのか興味深い。

 

 

 

ウチで換装したシステムには、充電制御システムを組み込んで、LiFePO4の能力の90~95%くらいを満充電とするようにしている。

 

中央やや左の白い箱の様な物が充電制御システムの肝となるシーケンサ

 

 

こいつでバッテリー電圧をモニターして、設定値になったら充電リレーをOFFにすることで100%まで充電されてしまうのを回避しています。

満充電付近ではセル毎の電圧がバラついてしまい、電圧が上がったセルは過充電となる恐れもあります。

その様な暴走を防ぐ意味でも満充電ちょい下までに充電を抑えています。

充電終了の電圧はある程度任意に設定可能。

 

 

充電再開は、ボトロニック残量計の残量もモニターしていてボトロニックで設定した充電再開させたい残量まで減った場合か、もしくは電圧が設定値まで下がった場合に自動的に充電許可状態となります。

 

これによりキャンピングカーをソーラーや外部充電器で充電できる状態にしておけば、自動的に95~70%などの丁度良い充電量の中で維持されるシステムです。

 

なので、普段の駐車時にはメインSWがONの状態で冷蔵庫などを動かしっぱなしにして、ソーラーか外部充電で充電可能な状態にしておく様な使い方に適したシステムになっています。

 

 

しかし「お出かけする時に、残量が70%じゃ足りないよっ!」って事もありますよね?

 

その場合は出発時に充電制御システムのSWをポチッと押して充電許可状態にすれば残量70%以上の状態からも走行充電が出来ますし、前日のうちに充電制御システムのSWをポチッと押して充電許可状態にすれば追加充電されるので、お出かけ時に充電量が足りないという事は防げます♪

(駐車中の場合には外部充電もしくはソーラーが働く状態になっている必要あります)

 

まあ、10kWhとかなり余裕のある容量なので半分くらいまで減っている状態でも全然快適に使えてしまいますので、真夏以外は不要な操作かと思います。

 

 

充電制御システムのスイッチで充電不許可の状態にすることも簡単にできるので、復路では充電不許可にして過度な充電を避けて50%程度などの保管に丁度良い残量で帰宅するという事も可能です。

その後はメインSWを切っておけば、余計な放電などされずに保管できます。

 

その場合でも外部充電器の接続もしくはソーラーが働く状態にしておけば万が一自然放電でバッテリーが減りすぎてしまった場合には設定電圧を下回った場合に自動的に充電される機能も有しているので過放電によるダメージを防ぐことが可能!

 

 

この様にキャンピングカーに使い勝手の良い充電システムになっていると思います。

 

 

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