我が家のキャンピングカーSAKURAの残念な所 その5 24Vクーラー・アイクール i-cool | 空飛ぶわんこ

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またまた当ブログでの人気のテーマ「我が家のキャンピングカーSAKURAの残念な所」シリーズを書いてみたいと思います。

 

と、言っても今回は一長一短という話。

 

 

我が家のキャンピングカー(日本特種ボディー NTB サクラ)のエアコンは、車載専用の24Vクーラー(i-cool)です。

 

このアイクールを搭載しているのが、ISUZUのビーカムシャシーを使用するNTBキャンピングカーの大きな特徴の一つ

 

室内機のデザインはちょっと垢抜けてないよね~

吹き出し口と吸いこみ口の位置も微妙かなぁ

(家庭用エアコンの様に上部から吸って、下方に出す方が効率が良いと思う・・・)

 

 

このアイクールはビーカムシャシーの24V電源システムを活かし、24Vで直接駆動するため、電力変換ロスが無く高効率であるという謳い文句。(サブバッテリーのDC電源から100Vに変換するインバーターでは20%ほどもロスするらしい)

24Vで直接作動という事は、走行中はオルタネータで発電した電力で直接動いているという事。

なので、エンジンを止めた時だけでなく、走行中などにダイネットを冷やす際にも無理なく効率が良いという事でしょう(^o^)

 

開発は自動車メーカーであるISUZU(と関連会社のアイシーエル)なので、車両に搭載することを前提に開発されているので車載での振動などが考慮され耐久性などが優れている(はず)なところも長所でしょうか。

室外機は車両右側後部のオーバーハングにぶら下げられています。

コンデンサが水平となっているので、高さ方向のサイズが小さいのが良い所。

冬道のエンカルなどに対しても考慮されて設計されていたら良いな~

(ここら辺のところはどうなのか不明ですが、車両のエアコン程度のエンカル対策はされているんじゃないでしょうか?)

 

納車されてから2回夏を越しましたが、我が家の行くところ、使い方では冷え方は十分♪

愛犬レオはいつでもどこでも涼しく快適な所でお昼寝が出来ていて大満足しております~(*^_^*)

 

 

 

残念な所はドコだよっ!って話ですよね~

 

そこら辺の事について書いてまいります。

 

温度管理の緻密さなどに関しては圧倒的に家庭用エアコンに軍配が上がります。

アイクールでは、温度設定は1℃刻みに設定できますが、風量に関しては3段階に設定するのみ(扇風機かよっ!)でさらにAUTO機能などはありません(>_<)

まあ、狭い車内なのでそんなに不便は感じていませんが・・・比べたら家庭用エアコンの方が良いと思います。

 

リモコンの機能も劣っています、というか惨敗です・・・

アイクールのリモコンはON/OFFのみで温度調節などは出来ません。

運転席から愛犬のためにクーラーを付ける時もON/OFFしかできません(^_^;)

こちらも、まあ致命的にはなっておりませんが・・・比べるとね・・・

 

肝心な冷え方に関しては、我が家ではアイクールの冷え方は十分と書きましたが、強力に冷えるというほどでもないかも?

窓の遮熱、運転席の隔離などをしないと、夏の強烈な日差しには勝てません。

家庭用エアコンならば、多く搭載されているのは6畳用ですが、アイクールより冷房能力は若干高そうです。

また搭載する機種によってはさらに冷房能力が高いものも選べますので、強烈に冷やしたい場合には家庭用エアコンの方が良いかもしれません。

(余計に冷やす分の電力使用は当然増える事となると思います)

 

 

アイクールの一番の欠点は

外部電源に繋げていても、バッテリー経由での作動となってしまう事。

どーいう事かと言いますと

 

家庭用エアコンを搭載しているキャンピングカーですと、バッテリーで作動させる場合は、DCACインバーターを介して100vで作動させますが、外部電源を使用した際にはリレーで切り替えて、外部の商用電源で直接エアコンを作動させることが出来ますよね。

 

それが、アイクールの場合ですと、外部電源を繋いでも、充電器を介してバッテリーを充電しながら、24Vのサブバッテリーでのエアコン作動となってしまうのです。

充電しながらのアイクールの作動はサブバッテリーに負担になるようですし、充電器の充電容量は小さ目なので、外部電源を繋いでいてもサブバッテリーから電力の持ち出しがあり、サブバッテリーの充電残量が減ってしまいます(T_T)


自宅に置いて、離れや事務所としての使用、またはRVパークやオートキャンプ場で連泊してキャンプなど外部電源が取れるところでの長時間使用がメインの場合には致命的な弱点であると思います。

 

我が家では外部電源を取れる状態でアイクールを長時間使う事はあまりないので致命的ではありませんが、商用電源で直接作動させることも出来れば暑い時期でのキャンピングカーの使用パターンが広がるんじゃあないかと思います。

 

 

いくつか対策案がありますので、これからNTB社のキャンピングカーを購入する方は良くご検討ください。

 

<対策1 アイクールではなく家庭用エアコンを搭載する

最近のNTB車を購入された方は家庭用エアコンを搭載している方も増えているようです。

NTB車で最初に家庭用エアコンを搭載したのはツバサですね。

NTBの新型キャンピングカー TSUBASA(ツバサ)

しかし、耐久性などに関しては保障されていないのが辛い所。

省電力性能に関しては最近の家庭用エアコンの省エネが凄いと思うのでどちらが良いのかはわかりません。

 

NTBシノビユーザーの中ちゃんさんが、アイクールと家庭用エアコンの比較ブログを書いています。

いろいろな視点から細かく比較しているので見ごたえ十分。

さらに今後は実際の使用感なども追記されると思うので、NTB車両の購入を検討されている方は必見です!

初めてのキャンピングカー 家庭用エアコンの検証 

検証記事を楽しみにしています~(^o^)

 

 

<対策2 ACDCコンバーターを搭載する

もう一つの対策は、24V機器用のコンバーターを搭載し、外部電源使用時にはサブバッテリーを経由せず外部AC電源から直接24Vを取り出しアイクールを動かす方法となります。

 

この場合には、冷蔵庫など他の24V機器も外部電源から取れるようになるだろうから、停泊地では外部の商用電源ですべてを賄いつつ、サブバッテリーは充電に専念させることが出来そうです。

昼間の観光などでアイクールをバンバン使って電力が減っても、RVパークやキャンプ場に到着したら、外部電源でアイクールと冷蔵庫などを使用、負荷のなくなったサブバッテリーは外部充電器のバルク充電で翌日に備えてしっかり充電。

 

使いながらではないので効率良く安全に、そして速くサブバッテリーを充電させることが出来そうだし、サブバッテリーにも優しそうです。

負荷を使いながらだと、外部充電器はバルク充電させずにフロート充電となるのでそもそも満充電出来ないですが、これなら翌日も安心できますよね~

 

しかし、余分にコンバーターを搭載し、電源切り替えのリレーなども必要になるのでコストがかかりそうなのが難点でしょうか?

 

 

私が今後新たに発注するとしたら、コストがそれほどでもなければ対策2が良さそうだけど、きっとけっこう高くなっちゃうと思うので対策1の家庭用エアコンを搭載かなぁ~(^_^;)

 

 

 

追記

外部電源を取れるところでの使い勝手、室外機の音を静かにしたいという事で

家庭用エアコンへの換装を行いました。

 

 

 

めっちゃ高かったけれど、使い勝手はよいし、音はめっちゃ静かだし換装して大満足です。

 

 


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