前回のブログで下記のように指摘した。

結果、ユーロが底という予測は外れた。103円台から101円台まで下がったからである。原因と今後の見通しを考える。


(前回引用)

結論から言えば通貨としてのユーロは現在が底であろう。

なぜならEU《ドイツ》には当事者能力があるからである。


ドイツが負担するといえば解決する。

ドイツは理性的に損得で結論を出せばよいだけである。


秩序ある破綻か断固たる支援かの結論を出せばよいだけである。


どちらにしても構造的問題にメスが入る。


(EU)共通債の発行、財政政策の1元化、そして実質上の統一した経済政府創成に向かうだろう。



上記課題を、実現の時期を思ったより早める必要があるということがこの間の危機で示されただけである。


早期にユーロは見直されるだろう。


(引用ここまで)



EU危機がここまで拡大した原因は何か?

ドイツの意思表示が遅れているからである。

ドイツの損得勘定の結論が遅れているのである。


ここまで遅れるとギリシャを切り離すことはできないだろう。

決断の遅れが選択肢を狭める結果となった。


それでも重要なことはドイツが当事者能力を持っていることである。

その能力は行使されると読むしかない。



リスクを考えれば

「中国の成長率の著しい低下《7パーセント以下》、不動産バブルの本格的崩壊または日本の財政赤字解消の見通しがたたない(規制緩和、ムダ排除、成長戦略の欠如が原因)ことを市場が意識する」ことが現在のEU危機にリンクすることである。


しかし直ちに上記内容とリンクする可能性は低いだろう。

EU危機が本来の意味の危機ではなかったことが早晩はっきりするだろう。


本格的危機はEU危機後に訪れると読む。




EU問題はユーロを強くする。


今回のギリシャ問題はEU持つ構造的欠陥が象徴的に出た問題である。


財政《支出》は各国の政府に任せ、通貨と金融政策(ユーロの発行量を決める)はEU統一となっている。


同じ家族(EU)で働き者(ドイツ、北欧)と放蕩息子(PIGS)がいる。

後者の借金を家族《EU、特にドイツ》で面倒を見るか、見限って追い出すかが迫られている。


結論から言えば通貨としてのユーロは現在が底であろう。

なぜならEU《ドイツ》には当事者能力があるからである。


ドイツが負担するといえば解決する。

ドイツは理性的に損得で結論を出せばよいだけである。


秩序ある破綻か断固たる支援かの結論を出せばよいだけである。


どちらにしても構造的問題にメスが入る。


(EU)共通債の発行、財政政策の1元化、そして実質上の統一した経済政府創成に向かうだろう。



上記課題を、実現の時期を思ったより早める必要があるということがこの間の危機で示されただけである。


早期にユーロは見直されるだろう。



野田どじょう内閣の課題


・「国家戦略会議(小泉内閣の経済財政諮問会議に相当)」が機能する[問題の所在分かっている]人材がメンバーになるかどうかが課題。


・3年間の日本改革工程表を作成する。

2年後に工程表を継続するかどうかで国民の信を問う[解散総選挙]。

様々な利権に手を付けることになるので、文字どうり命がけとなるだろう。


成功の3条件。

①指導者の先見性と強固な意志。

②国民に工程を透明化して継続して応援してもらえる体制を作れるかどうか。

③神のめぐみ・・・大いなる幸運



工程表の内容は次のようになるだろう。


・成長戦略・・・重点産業は世界の最大のトレンドである温暖化および医療、ITへの対応に大胆にシフトするー予算を削れないのであれば1律2割を削ってその財源を温暖化対応と医療、IT産業育成に当てる。

・空洞化、グローバル化対応・・・中小企業対策としては、世界に通用する製品を生み出せる企業が海外に出なくても、英語ができなくても、

ITを使いこなせなくても、グローバル市場にアクセスできる仕組みを作る。

・財政健全化計画の具体化・・・プライマリーバランス実現までの工程を具体化。

・送電・発電の分離・・・発電で競争が本格化し、世界一高い電気料金が下がり、自然エネルギー拡大が進む。(電力ファミリーが反対する姿を国民の前に示す。)

・公務員の本格削減。


・規制緩和・・・法改正だけで費用はかからず民間活力活用できる。


・官から民へ・・・天下り受け皿の公的法人を原則全廃等。


・道州制導入による政府のスリム化・・・国から地方へ。


・事業仕分けの再開・・・更に強力な権限を与えて行う。


・公務員の本格削減。


・憲法違反状態の一票の格差是正・・選挙区の大胆な見直し。(抵抗勢力あぶり出し。)


これが失敗すれば日本破綻。

国債暴落、超円安。ハイパーインフレによる借金帳消しか、経済主権を失いIMF傘下で第二の占領政策。

場合によっては世界恐慌の引き金となるだろう。



とにかく時間がない。ラストチャンス。

但し市場は3年は待たないかもしれない。