『ユチョン…
ごめんなさい』
『何どうしたの?
謝らなきゃいけない
事でもあるの?』
私は 今日までの
出来事を話す
ユチョンは
何も言ってくれない
下を向いたまま
私の顔も見てくれないさっきまでの 笑顔が
今はもうない
『ヨウコ ごめん
やっぱり今日は
ホテルに泊まるよ』
『ユチョン…。』
私はひき止める
事も出来ない
ユチョンは
出て行ってしまった
付き合ってる人が
いるって 何で
言えなかったんだろう
自分の中で
ユチョンの存在が
スゴく スゴく
大きくなっている事に今さら 気づく
フクヤマ君に
電話をする
もうこれで 最後
ハッキリと言わなくちゃ
明日 仕事帰りに
ホテルのカフェで
待ち合わせをした
早めに 着いた
気持ちを 落ち着かせる
暫くすると
周りが
ざわつき始めた
近くの女性客が
『ねぇ あれ
ユチョンじゃない?』って話してるのが
聞こえた
えっ…? ユチョン?確か ホテルに
泊まるって
言ってたけど
まさか…このホテル
だったなんて
ユチョンは
私の 後ろの席につく
マネージャーさんと
一緒みたいだ
ドキドキが
止まらない
フクヤマ君が
来るのに
『ヨウコ お待たせ
ごめん 会議が
長引いちゃって』
『ううん
私も 少し前に
来たから』
『で どうする?
どこかで飯でも
食べない?』