その瞬間
後ろに座っている
ユチョンが
私の左手を握ってきた私は ユチョンに
応えるように
強く 強く
握り返す
『フクヤマ君
この間 言ってくれた事 スゴく嬉しかった
ありがとう
私も 高校の時
フクヤマ君の事
好きだったの
だから 本当に
嬉しかった。
でも 私…実は…』
一呼吸おいて 話す
大好きなユチョン
との事を
『付き合ってる人が
いるの 彼はとても
大切で 大事で
私には もったいない人 一般人じゃないから 会いたい時に
すぐに会えないけど
彼をなくしたくないの彼を愛しているの』
『一般人じゃないって…?
そんなの 遊ばれてるんじゃないのか?』
『ううん
彼は 決してそんな人じゃない 彼の事
そんな風に言わないでもう 今日でフクヤマ君には 会わない』
『ごめん…
ヨウコの事が好きだから つい酷い事言って
本当に そいつといて
幸せなんだよな?』
『うん 幸せ
私も彼を幸せにしたい』
『わかった
でも 何かあった時は必ず 連絡してくれ
じゃ 俺先いくわ』
そう言い残して
フクヤマ君は行った
二人の会話を聞いて
ユチョンは どう
思ったんだろう
気になるけど
振り返る事もできない