5月3日(木)、新潟アサヒアレックスアイスアリーナで開催された浅田真央サンクスツアーの初演を観てきました。
チケットが最初獲れなくて諦めかけていたのですが、ご好意でチケットを譲っていただきました。
席はB席で、スタンドの一番後ろの席のほぼ真ん中あたり。実は一番後ろだけバーがあるのでちょっとした背もたれ付きで、競技会観戦だったらありがたい席です。人が多く入っているせいか、それほど寒くはなかったです。
感想を一言で表すなら、
全てがいい、
そして3回、泣きました。
と。
いやこれ、誰に聞かれても私の第一声はこれなんです。
そして、皆さん、なんで泣くの?みたいになります。
その演技を見ると、その時の真央ちゃんの情景や状況を思い出すから。
と言うと、ああ・・・みたいに納得してくれます♪
本当に、真央ちゃんスペシャルパッケージのようなプログラム。
ツラツラ、書いていきます。
冒頭はビデオから。
このツアーの企画のこと、オーディション、練習風景、インタビューなど。
冒頭だけでなく、ちょこちょこと挟み込まれます。
そして、黒い被り物を付けたスケーター。
「This Little Light of Mine」
曲が進んでフードを取ると浅田真央さんでした。
滑らかなスケーティング、素敵です。
続いて「Smil」e。
キャスト全員で。
真央ちゃんと浅田舞ちゃん姉妹によるご挨拶。
滑った直後だから息づかいがリアルなのですが、LIVEだからこその臨場感です。
「シェヘラザード」は、パンツスタイルで舞ちゃん。
舞ちゃんの滑りはTHE ICEとXOIでそれぞれ1回ずつ観たでしょうか。
きれいな滑りをすると思いました。
「踊るリッツの夜」は当時のタキシード姿の真央ちゃん。Cute。
「素敵なあなた」も同じく当時のピンク色の衣装で男子スケーターの無良崇人くん、橋本誠也くん、川原星くん、エルネスト・マルティネスくんとの群舞。
終わり頃の男子のアプローチを真央ちゃん断りつづけて、最後の最後でエルニくんにO.K.を(^_^)
実は、これ、公演ごとに変わったようです。どの公演で、誰が最後に真央ちゃんのお眼鏡にかなうのかは、見所です。
「月の光」は、舞ちゃんと女子スケーター、林渚さん、ガンスフ・マラル・エレデンさん、山本まりさん、河内理紗さんの群舞。
白く光る球形状のものを持っていて、ああ、これは「THEICE」の2011年公演のオープニングだ・・・↓
http://www.dailymotion.com/video/x2s5fbr
私は実際には見に行ってないのですが、CSの放送は見て覚えていたのです。
2011年。
この年は東日本大震災が3月にありました。
祈るようなこのプログラムは、TVでありながら、心に深く残りました。
それを思い出させてくれるナンバーもやはり、静かに美しく、そして、祈るような調べでした。
「虹の向こうに」は同じく女子スケーターによる傘とリボンを使った演技。
リボンが虹の色になっていて素敵でした。
これは真央ちゃんがジュニアデビューして、世界ジュニアで優勝した記念碑的作品の曲。
こんな風に思い出させてくれるのも、いいもんだな、と思いました。
「無伴奏チェロ」は真央ちゃん。
実はこれ、この目で見るのは初めてでした。CS放送のTHE ICEは録画したのですが、チラッとしか観てなくて( ̄▽ ̄;)
でも、すごく感動しました。スケーティングの基本的な動作が入ってるっぽくて、思わず足元に魅入ってしまいました。自分もスケートをしていたら、もっとステップのことがわかって楽しいんだろうな・・・と思いました。
もちろん、わからなくても、真央ちゃんのきれいなスタイル、この場合は姿勢の良さや所作の美しさ、バレエ的な雰囲気の事ですが、それに惹きつけられますので、充分楽しめます。
そして、くるくるターン!初めて観に行ったPIWのバラ1もくるくるターンに2A連続があったことを思いだしてしまいました!
これは、ほんと必見です。
感動で涙しました。
「ポルウナ」は、舞ちゃん。男子スケーターとしたのかな?
あれ?メモが飛んでいる(。・・。)
「マスカレード」は、群舞。重厚な音楽に優雅でゴージャスな衣装。曲中で無良くん、高い3T跳んでいました!
着物風の長い袖の衣装の真央ちゃんと海軍さん衣装のマルティネスくん。
「蝶々夫人」
やがて、1人去って行く軍人さん。
それを追いかけんばかりの差し出された右腕。
そのシルエットの美しさ。
演技もさることながら、私が一番感動したのは、演技前のこの動作だったのです。
頭から背中のライン、そして足先までがスーッと通った美しさ。
このシルエットが蝶々夫人の嘆きを表し、目頭が熱くなりました。
演技も絶妙な間(ま)が蝶々夫人の苦悩を表しているかのよう。
これは、競技会ではなかなか感じられないもの。
アイスショーだからこそ、出来ることなのかな、とも思いました。
そして、演技後にフと思ったこと。
この演技、全日本2015札幌で観たのです。あの時の感動が再び。
もう涙腺崩壊しました。
「ラフマニノフの鐘」は無良くん。
真央ちゃんでなく無良くん、なんだけどなぜか、すぐに納得して観ていました。
圧倒。
一言で表すならこれです。
かつ、嬉しかったのは、前半、ほぼ真央ちゃん演技で滑ってくれたこと!
もう、カッコよくてカッコよくて!
これほど、タラソワさんの振付が無良くんに合うとは思ってもいませんでした。
無良くんにこのピースを滑らせた真央ちゃんも素晴らしい!
3A、3A2T、SSp、イーグル、3Lz、StSq、CoSp
無良くん、今からでもいいから是非、タラソワさんに思いっきりグレートな振付をしてもらってください、と言いたいです。
すごく良かったんだけど・・・・・・ただ一つだけ。
衣装も多分、真央ちゃん衣装のリスペクトなんだろうけど、私的にはあのペプラム状が・・・ゲフンゲフン!(⌒-⌒; )
「ジュピター」は舞ちゃん中心の女子の群舞。
透き通るような美しさ。真央ちゃんがいくつものマスターピースを持っているナンバーだけど、群舞ならではの美しさもあって、これも素敵だった。
「リチュアルダンス」SPバージョンは通称黒リチュ。
真央ちゃんと男子スケーターの群舞。
新しい衣装なんですけど、腰のあたりから鳥の尾羽のような飾りがありました。
妖しく、リンク内をグルグル。ちょっとした魔術めいた雰囲気。そう、リチュアルダンスはバレエ『恋は魔術師』の中の一曲、日本語の題名は「火祭りの踊り」。魔術めいているのも当たり前かも。
男子スケーターに取り囲まれた後で、早変わりでFSの赤リチュ!THE ICE2017のロングスカート版でした。
実はこの時、なんだか完全にトランスしていて、真央ちゃん最後の全日本2016を思い出していました。なんとなく目頭が熱くなってきていて・・・
だから、目の前のことが覚えていない。困ったもんです(^^ゞ
そして、「ラフマニノフのピアノ協奏曲2番」。
この力強いプログラムは、エルニくんから始まり、誠也くん、星くん、無良くん、そして真央ちゃんへとリレーされました。
星くんは、3Fと3Loを決め、無良くんは3Lz3T、真央ちゃんは3Lo。
はっきり言って、ラフマオは何回泣いたでしょう・・・あのソチから、これを観て泣かない時はないんじゃないかしら。ラストポーズで崩壊していました、涙腺。
Finaleは、「Wind Beneath My Wings~愛は翼に乗って~」 。
キャスト全員で紡いで最後は真央ちゃんが。
ここでもくるくるターン。
最後はスタオベ。
そして、アンコールで再び氷上に出てきて、ご挨拶。
これで終わりです。

グッズ売り場は、アイスアリーナの外にテントを立てて、ありました。これなら、会場内で混乱がありません。
そして、入り口を入ったところに、スタンド花がありました。


3人で色違いでしたね。
サンクスツアー長野も行きます。
その前に、どうしても書いておきたかった・・・だいぶ忘れかけていました(汗)が、長野で確かめてきたいと思います。
未鳥