毎日が、晴天続きだった飯塚杯。
もしかして、にわか雨に遭うかな?とも思ったのですが、今回はまったくなかったです。
表彰式後にお話をしました。
宮田大地選手
何回も聞かれてるだろうけどFSは?と聞いたら「グラディエーター(笑)」と。実はSNSで知っていたけど、ご本人から聞きたくて敢えて聞きました(笑)
で、なんでこの曲に? 「自分で決めたくなかったんで、母といろいろ聞いたんだけど決まらなくて、ある時、映画の「グラディエーター」見て、これがいいって思って・・・(苦笑)」と結局は自分で決めたようです( ̄∇ ̄)「いつも戦ってる曲ばかりだから、違う曲にしたかったんです。だから、戦ってるっぽい曲にしたくなかったので、あの曲にしました。」映画の中でも使われているとのことで。なるほど、どおりで聞いたことあるんだけど、あまり聞き慣れない曲のように思ったのはそのせいなんですね。女性ボーカルがメインなんですが、おそらくこれかな?↓
Gladiator - Now We Are Free Super Theme Song
間違えていたらごめんなさいなんだけど、1:15過ぎあたりからの女性ボーカル部分が使われていたように思います。FS全部がこの楽曲で出来ているわけではなかったと思うので、夏季フィギュアではもうちょっと聞いてみたいです。
ちなみに、自分で決めたくなかったのはなんで?と聞いたら、「自分で決めるといつも同じような曲になるので・・・」とのことでしたが・・・まあ、細かくツッコまず(笑)私は、大地くんが納得のいく曲であればいいんじゃないかな、と思いました。
だから、今回、見ている途中から笑っていたのよ、私、と話したら珍しく「なんで!?」と大地くんツッコミ。
一言で言えば、いい曲を使ったと思ったから。大地くんの滑りに合っている。直感的にそう思ったからです。女性ボーカルを使ったというのも新鮮だったし、ラストに向けて盛り上がっていく感じもよかったから。個人的な意見ですが同じ作曲家の某曲よりしっくりきた感じで、曲も演技も見られたから笑顔で見ていちゃったんです。この曲で今季いけると思いました!
ちなみに振付は、岩本英嗣先生だそうです。
で、去就については、スポホウで語ったとおりだそうです。今季がラスト。あれから、だいぶ日も経ち、私も落ち着いて聞くことが出来ました。よくよく考えての結論だそうです。氷から離れるのか、という部分は未定っぽいですけどね。
ローカルなど行き始めて気づいたのですが、大学卒業して企業勤めをしたらスケートは終わり、と思っていたのですが、皆が皆、そういうわけではないようです。(大多数はそうなるようですが。)アイスショーの出演者としてスケートを続けている人とは別に、学生で卒業してスケートと関係のない一般企業に勤めた人がスケートを個人的に続けていることを、SNSなどで見聞きします。その中で、国体に出てくる選手もいれば、全日本にも出てくる選手もいます。山田耕新選手は、大地くんと同じ福岡出身で、社会人スケーターとしてメディアに紹介されたりしました。そんな様子を見ていると、じゃあ・・・と個人的には淡い希望をもちたくなります。
とは言え、どのような道を歩んでいくかはスケーターの考えた通りでいいと思います。
その人の人生は、その人のものですから。
だから、今季はできる限り応援に行くし、そこから先も応援しますよ、と伝えました。
そして、「全日本に行こうね!」とも。
「全日本、行きます!」と頼もしい答えが返ってきました(^_^)
気持ちは前を向いているようで、嬉しかったです。
でも、今回の演技については、ジャンプはダメダメでスピンもレベルが・・・と(ま、初戦です・・・汗)
FSは思ったより点が出たね、と言ったら「俺もそう思いました。」と。飯塚杯の後、しばらくは福岡の美和先生や健介先生と練習を積むと言ってました。
あ、SPの手直しのことを聞きそびれました!それは、別の機会に聞けたら。
次回は東京夏季フィギュア。
楽しみです!
大地くん、ありがとうございました!
梶田健登選手
今回のFSがAncient Landsだったのだけど、それでいくの?とズバリ聞きました。「新作が間に合わなかったので、今回はAncient Landsにしました。」とのことです。どおりで・・・明大ドライブLIVEの時に新しいプログラムを作っているみたいに言っていたから出来たかなぁ・・・と期待し、今回がそのお披露目と思っていたから、グリーンの衣装を見た時にはえぇ?と内心思いました。じゃあ、新作の曲名は?と聞いたら、教えてもらえませんでした。納得のいく出来になっていないようで、変わるかもしれないからだそうですが、「日本人の誰も使っていない・・・俺の知る限りでは使っていない曲です。」・・・思い切ってエクソジェネシス?と願望丸出しで聞いてみましたが、キッパリ「違います。」と_| ̄|○ スケーティングのきれいなかじけんくんに滑って欲しかったから言ったんですけどね~(ちなみに、エクソジェネシスは新田谷凜さんが今季FSで使われるようです。)
でも、「聞くと、かじけんっぽいと思われるかな。」とも。わかるようなわからんようなヒントww(笑)かじけんくんが自ら選んだ曲だし、期待は膨らむ一方ですが、納得のいくものが出来たら、是非、夏季フィギュアで見せて欲しいです!
かじけんくん、ありがとうございました!
佐上凌選手
FSの3Aは認定されていたそうです!よかった~!「練習でも下りています。練習どおりに本番でも行ければ・・・」と。昨年のこの大会で話した時は、ジャンプがなかなか整わなくて戸惑っているように見えたけど、今年は自信をもって臨んでいることを感じました。
FSの「ドラゴン/ブルース・リー物語」は「近藤琢哉くん(慶應大学OB)が最後の年に使っていてかっこいい!と思ってて、自分も最後の年に使おうと思っていたんです。」と。近藤くんのドラゴンは2013-14シーズン。凌くんは高校生の時ですね。先輩のかっこいい作品をいつか自分も、とあたためていただけに、演技にも気合いを感じました。
サイニチ杯の時はジャンプジャンプに追われている感じがしたけど今日はメリハリついてきたね、と話したら、「あの時は覚えたてでこなすのが精一杯だったから」だそうで。
実は凌くんの演技見ながら、ちょっと考えていました。今季のシニア男子のフリーについて個人的には、ジャンプが1個減り、4分と競技時間が短くなって今季のFSは大変なのかな、と思っていました。でも、今季2戦目で見せたドラゴンは、確かにエレメンツが詰まっている印象はあるけど、表現したいものが1戦目よりは鮮明になってきたかな・・・選手は、新しいルールに沿って確実に練習を積み、プログラムをブラッシュアップさせている。選手はタフネス。つまりは、凌くんのタフネスを感じました。
しかも3A。実は演技している時、私は心の中で「はいッ!」と言いながら見ていました。そう、「はいッ!」と言えば、本田先生。星南くんの美麗な4Sにあやかってそんなことをしていたんだよと話したら、「あれ、2回転したところで言ってましたよね。」と・・・え、えー!そう言われてみれば、そのタイミングのような・・・アスリートのセンサーってやっぱりすごく敏感、と思いました。
凌くん、ありがとうございました!
日野龍樹選手
新潟のアイビススケーティングクラブ発表会に行った時、ラ・ボエームを初めて見た話をしました。あの時の音源トラブル、スタッフの方がEX披露と思っていたらしく曲の切れ目のところで止めてしまったとか(笑)CDの不具合じゃなかったとのことでした。見ている方は何が起こったのかわからない状態で、演技が再開されたから音源不具合って思いましたけどね。貴重な音源が無事でよかったです。
で、そのラ・ボエームは今までと違う感じがして良かったです、と伝えたら「大きな大会(オリンピックのことかな?)も終わり、何か新しいことをやるなら今年、と思って、今までやったことのない違うものでやってみようと思ったのです。」と。新たなことに挑戦する、その過程を今見ているのか・・・なんだか、これから更にどんな風に進化していくのか楽しみな気がしました。
何より、今回最初から最後まで続けて見られたのですが、4分がとても短く感じ、惹き込まれて見ていたんですよ、と伝えたら、テクニカル部分ではまだまだのようなことを話しておられた気がしたのですが(ちょっとど忘れ、ごめんなさい)「短いと言われるのは嬉しいです。」と・・・思いがけない言葉に、私の思いが伝わったようで嬉しくなりました。
龍樹くん、ありがとうございました!
中野紘輔選手
フリーは新しい衣装になったのですが、今季はその衣装でいくそうです。
今の2つのプログラム、SPは昨年のスケヒロで、そしてFSは今年の全九州で見た私なので、これからどんな風に進化していくのか楽しみです。
お手紙の白い物体は、私の勘違いからア〇〇カなんですが、「いえ、僕にはこれはリャマです!」と言ってくださって嬉しかったです。
紘輔くん、ありがとうございました!
鎌田英嗣選手
SPの曲は自ら選曲だそうです。冒頭のうねうねポーズ、何が起こるんだろうと惹きつけられます。野性味溢れるフラメンコ、また観たいです(^_^)
ヒデくん、ありがとうございました!
帰りの飛行機から。
昨年に続いての、飯塚杯観戦。
今回は3日間、飯塚アイスパレスに通ってみました。
立ち見はなかなか辛いので、今年からTの字の形をした簡易椅子を持っていったのですが、なぜか2日間出すのを忘れていて、最終日のみ使ってみました(^◇^;) 悪くなかったですね。ちょっとバランスをとるのが難しかったですが、ぬれた場所でもそれほど滑らずに使えました。
そして、今回は霧発生率が低かったような・・・嬉しいような、でも、あの霧が飯塚っぽさでもあったような・・・でした。
実は、行く直前までカレーを作っていたり、帰る時は荷物をホテルに預けていることを忘れて空港に直行しそうになったりして、お米県空港と福岡空港で名前を呼ばれてばかりいました(^_^;)
ギリギリもギリギリ過ぎちゃったようで・・・それでも、どうにか福岡とお米県を往復することが出来ました。
このように移動はドタバタしていたのですが、会場では新シーズン始まる、という緊張感のある空気を感じました。この空気は、気持ちイイです! それぞれの選手のプログラムも明らかになってきて、ワクワク感が止まらなかったです。
そして、それぞれの思いの中でシーズンが始まった。
話を聞きながら、今回の演技に良くも悪くも、その思いが演技に出ていたように思います。
次に見る時、それがどんな風に変わっていくのか。
それは会場で、演技を見ることで、感じていきたいと思いました。
昨年も書いたかと思うのですが、飯塚杯はネットにプロトコルが出ません。選手には、ジャッジディテールが演技後、あるいは表彰式後に手渡されていました。
印象的だったのは、そのジャッジディテールを渡した後に、選手に話をされていました。内容は聞き取れなかったのでわからないのですが、話をされる方はジャッジもされる方なので、演技の総評のようなものだったのではないかと思います。ローカル大会にいくつか足を運んで、ジャッジディテールを渡される場面を何度か見ているのですが、飯塚杯のこのような光景はあまり見たことはありません。でも、その話を真剣なまなざしで聞く選手達を見ていると、選手育成の一つの形を見たような気がしました。厳しくも暖かいまなざしの中で学んだことは、明日への力になるはずです。
選手の皆さん、大会関係者の皆様、ありがとうございました。
で、ちょっと横道に。
1日目の夜は、地元の居酒屋さんへ。
地酒とお料理を楽しくいただきました。
せせりは鶏の首の部分です。
2日目の夜は翌朝が早かったので、アルコールはほどほどに、ガッツリいただきました。
朝ご飯に付いたジュース。
お米県にないから撮りました。
飯塚杯についてはこれぐらいで。
それにしても、自分の手の遅さにトホホ・・・(。・_・)
これから書く感想は、もう少し簡便になるかもしれません。
未鳥