3人で1人前 | 東銀座ではたらくIT社長ブログ

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ディースタンダード株式会社の社長である小関智宏のブログです。

ディースタンダードの小関です。24年度から障がい者の雇用において週1日からでも正社員になれる制度が始まります。障がい者の働き方はますます可能性が広がってきた!と

言える一方で、フルタイムで健康的に働けるわけではない、いわゆるグレー領域の人々はずっと取り残されたままです。ソーシャルファームで語られる要件としての就労困難者

としても何一つかすりもしません。じゃあどうするんだ、というお話です。突発的に体調がすぐれず、業務につくことが難しい。在宅ワークで1人前の成果物を納品するまでの

スキルもない。など。先日、ソーシャルファームセミナーに登壇させて頂き、私たちの取組み事例はいくつか挙げさせて頂きましたが、どれも「訓練を経て、最終的にはフル

タイムで稼働する」というサクセスストーリーです。東京都が掲げる、「誰一人取り残さない社会」には程遠いです。「取り残されてるやん!」です。本気でやるならここに

着手しなければいけないんです。20年近く、勤怠不良の人々を対応してきました。あくまでもフルタイムを期待される中での勤怠不良なので、その定義を破壊することができ

れば、実はこの永遠とも言える悩みから解放されます。そこで出てきたアイデアは「3人で1人前」という発想です。一様の型にはめず、個々の事情を前提に置くところから始める

のです。客観的に自分を見た時に、さあどれくらいなら無理なく働けるか。週1かな、週2かな。と体調が崩れるとだいたい何日は稼働不可能になるかな。と、悪いことではな

い、自分自身の本来値を見つめればよいという世界観です。「最低限果たせる約束」からスタートし、急いで改善する必要もなく、望み、挑戦するのも自分でタイミングを決めれ

ばいい。3人束になって1人前の作業量をこなすくらいの分量で考えてみよう。そんな感じです。こういうお仕事を創造していくのが直近の私の創作活動です。爆釣