泣いて馬謖を切る | 東銀座ではたらくIT社長ブログ

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ディースタンダード株式会社の社長である小関智宏のブログです。

ディースタンダードの小関です。

最近、急激に、というか意図的にたくさんの人にお会いしています。

立て続けに組織のあり方、あるべき姿についてご相談を頂いています。

特に、現在の市場の動向がさせるタイミングなのかもしれないのですが、

緊急的な経済状況ではない時に、内側の問題が勃発する会社が多いのかも

しれません。

会社や組織のあるべき姿に向かっていく際に、どうしても避けられないのが、

『誰をバスに乗せるのか』というお話です。

あまりにも有名なビジョナリーカンパニー2の一節ですね。

スタートアップ時期では、誰をバスに乗せるのか。

そして、走りだしたバスから誰を降ろすのか、これが今回のお話。

目的地を決めずにまず誰を載せるのか決めましょう。

というとてもかっこいいお話が、ビジョナリー・カンパニーの考え方です。

ただ、私の身の回りの会社は99%がなし崩し的に、目的地を決め、

近隣にいた友人知人に『バスに乗る?』からスタートしています。

だから、100%の確率で、『バスから降りてもらわないといけない』

状態になるのです。

少なくとも組織は勝手に独り歩きしてくれない、ましてや自分の考える

通りになんて、絶対にならない。

なってほしくない形にしかならないのが現実。

泣いて馬謖を切るしかない。

面白いもので、この行動がちゃんとできた会社、組織は必ずうまくいきます。

これができずに逡巡している会社はどんどん手遅れになり、崩壊します。

誰の目から見ても、実は、社長以外は、それがわかっています。

社長の仕事は決断する仕事です。

直近で、泣いて馬謖を切った会社はこれまでの結果が嘘のようにグングン伸びています。

逆に逡巡を何年も続けている会社は、本当に危ない状態です。

よくよく心がけたいものです。