見るのも楽しい「配色デザイン インスピレーションブック」 | 今日が明日へ、明日が未来へ。

今日が明日へ、明日が未来へ。

今を生きれば今日1日となり、今日の結果が明日を生む、未来はその積み重ねでしか創れない。
未来は過去を積み上げた成果であり、その日を大切に生きた者しか幸福な未来を創れない。
だからこそ、過去や未来を考えず、今その瞬間を生きる。

 

 

最近は家電量販店を訪れても、

以前のような「具満タン」や「素材辞典」など、

CD-ROMで販売される商品を見かけなくなった。

 

 

 

巷では様々なサブスクによるサービスが増え、

月や年単位で定額料金を支払うことにより

イラストや写真を好きなだけダウンロードできるため、

店舗販売する意味が無くなったということだろう。

 

日常業務でも、写真ACやイラストACを利用しているが、

Adobe Stockなど優れた画像などが揃っているものの、

実際にデザインの作業で毎月利用するかを考えると

なかなか契約するに至らない。

 

 

 

一応、国旗や間取り作成で使えるEPS素材をDLできる

D-materialsというサイトを放置状態だが運用している。

しかし、今やその存在意義も危うく、ほぼ触っていない。

それは、おそらくネットを探せば何でも見つかるからである。


 

 

 

 

 

デザインの作業で困るのはイラストや写真ばかりではなく、

気がつけば、最近は配色に関して調べることが多くなった。

 

デザインの作業は、

好きな色を適当に選び、好きなように並べればよいわけではなく、

メッセージ性やキー色に対する配色など十分に考える必要があり、

全体的なバランスがとても重要である。

 

 

 

制作する時間がなければ、「○色 組み合わせ」とGoogleで検索し、

その中からふさわしい組み合わせを選ぶだけで事足りるのだが、

単純に場当たり的な色の組み合わせだけを知るのではなく、

状況に応じた色の構成を体系的に知ることができる、何かが欲しかった。

 

 

 

 

 

とある用事の帰り道、ふと立ち寄ったジュンク堂書店。

何気なく手にとった配色の書籍がずっと気になっていた。

 

それが「配色デザイン インスピレーションブック」だった。

内容を吟味し、後日とりあえず2冊だけ購入してみたが、

様々な色の組み合わせにテーマが設けられており、

ファブリックや食品、景色など日常目にする色の組み合わせが

実際の写真として添付されているためリアリティがあり、

配色を選ぶ上での感覚として理解を深めやすい。

 

また、人工的に造り出された建造物や衣服の組み合わせではなく

自然界における色の組み合わせの心地よさなどを

改めて知る機会にもなった。

 

 

 

突然色を選ばなければならない状況では対応しきれないが、

時間がある時にパラパラとめくりながら、掲載されている写真を見て

実際どのような色の組み合わせが心地よいのか視覚的に感じ、

今後の色選びに活かすには十分役立つ書籍だと感じた。

 

 

各種デザイナーや色に関する勉強をしている人、

色の組み合わせに興味がある人などの他、

自分にとって好きな色の組み合わせを探したり、

図鑑のような役割として見るだけでも楽しい。