【最後に】マル秘・人脈活用術:その8
■組織作り
最後のほうの第15章では、
紹介の連鎖システムを構築し、さらに、自分自身が紹介の連鎖システムになる方法、つまり、自分が、商工会議所、異業種交流会、を開き、運営する立場になる、という方法を解説した章となっています。
これもそのやり方を具体的に解説しているので、自分の人脈とネットワークがある程度形成できたら、この手法を取り入れる方法も一つの手だと感じました。
後に役に立つ手法であるため、この部分はそれほど重要な部分ではないとは思いますが、人脈形成を加速度的にアップさせるには最良な方法と言えます。
集会の仕方については、
1:プレネットワーキング
2:フォーマルネットワーキング
の2種類があります。この進行に基づいて組織運営をしていくことが重要ということを記述しています。
■転職・再就職
第16章は、転職・再就職の仕方について書かれています。これは、個人事業ではイマイチだった場合、サラリーマンに戻るための人脈活用術について述べられています。
また、リストラにあってしまった、または、さらなるスキルアップのための転職という道が必要である、
というような方には、是非とも読んで欲しい部分です。これに関しては、日本でも十分通用する内容だと思います。
また、いつリストラに遭うか分からない昨今を考えて、事前に人脈を形成することも重要であるという内容にも触れています。
効果的な就職活動をする場合には、10個のステップを踏んで行うようにと記されています。この通りに実践すれば失敗する確率も大幅に減らすことができると思います。
転職・再就職を考えている方には、是非とも読んで頂きたい部分です。
■最後に
この本で一過して述べている肝となる重要な点は、
「他人のためにいかに動くことができるか?」
「できる限り人をいい気持にさせることをする」
という部分です。これが回り巡って自分に返ってくる=「紹介の連鎖システム」です。
これを実行することは、それほど簡単なことではないですが、本書の具体例が大きなヒントにつながると思われるので、行動に移すことはそれほど困難ではありません。
私も実行し始めています。また始めたばかりなので、成果のほどはまだですが、悩んだとき、行き詰ったときには、本書の具体例を読めば必ず前進できると感じています。
集客にもし悩まれているのであれば、本書は各自な集客方法となり得る本だと断言できます。
あとは、ひたすら行動に移すだけです。行動しなければ当然成果も出ません。
そこで、最後に、「紹介の連載」たる極意を引用して締めたいと御みます。
1:賢き者とは他社から学ぶものである
2:強き者とは、自分の感情を制御し、敵を味方にできる物である
3:豊かな者とは、自らの環境を喜ぶ者である
4:尊敬される者とは、他社を尊重する人間である
5:勇敢な者とは、恐れを知りながら、それでも自分の務めを果たす者である
私は、この本にしたがって、今後集客をしていくことを誓いました。それほど良い本です。
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