マル秘・人脈活用術:その6 | 良書のレビュー研究所

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マル秘・人脈活用術:その6



■紹介を求めないことの損失

241ページ以降、紹介思考という方法論で、主に営業マンの業績アップを目的とした、紹介の連鎖による新たな見込み客の獲得について解説しています。

営業マンという職種の場合の新たな見込み客獲得という点では、営業をしていて、新規開拓をなかなかうまく達成できない、という方には、この本の「紹介思考」というページ以降をじっくり読んで欲しい部分となります。

営業マンでなくても、この章に書かれた内容は、紹介を求めて仕事を得る、というスタイルを熟知するうえでも、知識として持っておいた方がいい内容です。


ただし、ある程度、本書の最初の内容を実行し、人脈作りに成果を出した人に限られる部分があるので、この章の内容を実行するためには、本書の最初の人脈作りの部分をしっかり基礎構築できた段階で行う必要があります。


本書の最初の内容は、異業種交流会、商工会議所、といった場所で、ゼロの人脈から人脈を作り上げて紹介してもらうという点、がとても大切な内容となっています。その最初の内容をしっかり実行した後に、P241ページ以降を実践すると良いでしょう。


この営業マンとしての紹介してもらう方法の利点が7つ紹介されています。営業成績アップのためには、この7つの利点をしっかりと理解し、セールスを行えるようにすることが大切である、と書かれていました。

営業マンには是非とも活用して頂きたいテクニックがこの章には書かれています。参考になさってください。


最後に、
営業マンが、求めないことの損失について的確な言葉で本書は示しています。それは、

「成約後に紹介を求められないせいで「テーブルの上へ置き去りにされる」お金の量は、ビジネスのどんな失敗を失うお金よりも大きい」

ということのようです。