今日の世界情勢~作りっぱなしじゃダメ;ファシリティ・マネジメントを考える | 福岡県議会議員 「走る、弁護士!」 堀 大助
おはようございます。

2016年にオリンピックが開催されるブラジル、リオデジャネイロ市。
市長がインタビューで一部批判的な発言をしました。

「市は一部の競技者のために高いお金を出すのではなく、全ての人のスポーツ普及に予算を出すべきだ」、「市はイベントが終わった後もスタジアムなどの遺産の世話をしなければならない」

ブラジルでは、6月に汚職や公共交通の値上げ、W杯準備のための財政負担などに対して批判が高まり、大規模なデモに発展しました。

W杯やオリンピックが、インフラ整備の起爆剤になるというプラスの効果は魅力的ですが、イベント終了後には、維持管理に費用の掛かるスタジアムなどの関連施設と向き合わなければならないという現実から目を背けることも出来ません。
市民デモも、高コストのインフラ整備のツケが将来自分たちに降りかかってくるかもしれない、という不安から起こったのかもしれません。

以前先輩に教わった概念ですが、「ファシリティ・マネジメント」を考えなくてはなりません。作った施設には必ず維持管理コストが発生する、それを考慮して最も費用対効果の高い方法で作る。将来世代に無意味で無駄なツケを残してはならない。
考えれば当たり前のことですが、他人(まだ生まれていない未来の市民も含む)のお金を使ってモノを作る立場の人は肝に銘じておかなければならない言葉ですね。



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