今日の世界情勢~現実から目を逸らせた理想原理主義的政治って | 福岡県議会議員 「走る、弁護士!」 堀 大助
おはようございます。

今日の世界のニュース、

・仏、大統領を支持した左派が大規模デモ、政策への不満高まる
・リビア、カダフィ時代の役人の公職追放へ
・マレーシア総選挙、与党が勝利、56年連続政権運営、初の政権交代はならず
・ハンガリー、反ユダヤ運動に大統領が非難声明
・ポルトガル、公務員削減と定年齢引き上げへ、EUからの支援と引換に



フランスでは、昨年誕生した左派系大統領のオランド氏に対する不満が高まっているようです。緊縮財政を訴えていたサルコジ元大統領を破り当選しましたが、結局今の財政状況では他に採りようがなく、実現不可能な政策を掲げた分、支持者の落胆も大きいようです。
ポルトガルでもEUからの支援を得るために行財政改革を進めるようですが、現実を受け入れられない人々からの大きな抵抗があるでしょう。

このふたつを見ても分かるように、実現不可能な理想だけ掲げても必ずどこかで破綻します。欧州でも左派系一部の人は理想論を唱えますが、具体策については誰も触れたがらない。政治が教科書を書くだけのためのものならばそれでもいいのかもしれませんが、現実世界を前に進めるために存在するので、具体策のない理想原理主義には与するわけにはいきません。