有名な名言
「お前はもう死んで(い)る」
北斗神拳初披露の後の、初名言。もうタイトルにしてもいい位に浸透しており、ケンシロウと言えばコレだ。秘孔突きによって、確実な死が数秒後に訪れる事を意味している。因みにだが、『北斗の拳』を紹介する際、大体この場面が使用される為、記念すべき初名言を受けたジードのメディア登場回数はかなり多い。
「てめぇらに今日を生きる資格はねぇ!!」
私の知るケンシロウのらしさがあまり感じとれないが、相当怒り心頭しているのが伺える台詞だ。初服破り(原作)を披露した後のこの言葉によって、村人を想うケンシロウの優しさが怒りに変わり、それが強さに比例する事がわかった。
「おれは生まれた時 すでに暗殺者だった」
北斗神拳伝承者としての責を語るような、少し切ない台詞。あの可愛い少年時代のケンシロウも、実は暗殺者だったという衝撃。
「てめぇに会うために地獄の底から履い戻ったぜ!!」
スギちゃん。うーん、この頃のケンシロウはこんな感じなんだろうね。~だぜ的な言い方から18際説が浮上したのだろうか。
この地獄というのは当時、水も飲めずに倒れたという辛い経験だとしか思えなかったが、後にゼロの事だと判明し、良かったと思っている。
「貴様の奥義を破ったのは怒り!執念に勝る俺の怒りだ!」
最早、ケンシロウの必殺奥義は怒り!怒りなくして強敵は倒せない!
「俺の墓標に名はいらぬ!! 死すならば闘いの荒野で!!」
ケンシロウの過酷な人生を表すような名言。最終話はこれで締めくくったのだ。
強敵(とも)たちに捧げる名言
カッコ内は誰に対してではなく、誰の事を想い言っているのか、です。
「同じ女を愛した男だから」(シン)
この台詞によって、シンは悪人で終わらなかった。これをきっかけに、強敵(とも)がケンシロウの中で生きるという意味が描かれていったのだ。
「忘れはせぬ おまえもまたよき強敵(とも)シンと同じく おれの中に生き続ける」(レイ)
あっさり言っているが、ケンシロウの強敵回想シーンでは、主にレイが前面だったり中心となっている。男の友情に言葉はいらないのだろう。
「貴様の髪の毛一本すら この世には残さぬ」(シュウ)
よっぽどの怒りでなければ、この台詞は出てこないんじゃないか。読者とケンシロウの心が1つになった、感動の瞬間である。
「せめて一傷 きさまの身体にシュウの拳を浴びせたかった」(シュウ)
私はこれで、更にケンシロウ愛が深まった。シュウと共に生きる私たちの思いが、願いが報われたのだ。また、水影心の本来の使い方はこれなんじゃないかって思う。これなら、ただのパクリとか言われないし、パクる事に正統な意味を持つ。よき。
「哀しい男よ・・・ 誰よりも愛深きゆえに・・・」(サウザー)
サウザーのせいでシバやシュウが死んだというのに、この一言。誰よりも愛が深いと言っているのではなく、誰よりも愛深きゆえに、こうなってしまった可哀想な人なのだということ。どれだけ悪いことしても、ケンがそう言うなら・・・と許せるのがケンシロウのぬくもりである。
「かつて眼は見えずとも、戦い続けた男がいた その男も俺の中に生きている」(シュウ)
シュウ。゚(゚´Д`゚)゚。
「男の誇りを汚すものには死こそふさわしい」(ファルコ)
名もなき修羅にファルコの元斗皇拳を馬鹿にされた際の怒りの一言。ケンシロウの、ファルコに対するえこひいきリスペクトは計り知れない。
「オレの中でカイオウは英雄として死ぬのだ」(カイオウ)
まさにこれ。ケンシロウと闘った強敵は皆そうなる。愛は勝つとはまさにこのこと。
「お前もまさしく強敵だった!!」(カイオウ)
無茶苦茶な事されたカイオウさえも、ただの強敵ではなく「とも」と呼べる懐の深さに脱帽。これによってカイオウは、無事英雄として死ぬことが出来たのである。・・・多分。
ラオウに関する名言
「昔の…ラオウだったら倒せていたものを…」
ケンシロウだけでなく、当然ラオウも更に強くなり進化していた。さすが、北斗の長兄である。ケンシロウの急成長に負けずとも劣らない、闘神の化身である北斗神拳に磨きをかけていたのだ。
「狂える暴凶星 死すべき時はきた!」
無想転生を体得していなければ、図に乗るなとまた怒られていたのだろう。
「おれもトキも同じくめざした あの偉大なる長兄ラオウ!」
本当はケンシロウだって、お兄ちゃんの背中を追いかていたんだな。
「天地を砕く剛拳も この一握りの心を砕くことはできぬ!!」
ケンシロウがなぜ強いのか。結局ケンシロウが勝つのは何故か。そういうことだ。
「ラオウよ 俺にはあなたが最大の強敵だった」
これはケンシロウにとって、生涯変わらぬ素直な思いである。
愛溢れる名言
「しゃべれるように おまじないをしたのさ!」
喋れなくなったリンに対して。この時のケンシロウはとてもさわやか。微笑んでいたし、優しそうな顔をしていたのに。
「バット 最期だ 母さんと呼んでやれ」
照れくさくて母さんと言えなかったバットが、最後に素直に言えることが出来たという感動の場面である。
「この痛みは一瞬 だが、あんたを失った痛みは一生残る」
フドウを助けるために傷を負った際、フドウに対しての言葉。
名言らしい名言である。歴史上の偉人のような、名言である。
「幼い子どもたちの涙が 悲しみが 俺をここに連れてきた」
ケンシロウはあまり感情を言葉で表現しないが、こういう短い言葉に全ての想いが伝わるからすごい。
「後悔するはずはない」
北斗神拳の使い道について勿体ないような事を言われるが、汚れなき心の為に使って当然であり、悔いるわけがないということ。この時のケンシロウの顔、すごく優しいです。
「バット 男の顔になったな」
泣かずにはいられない。
こんなの言われて泣かずにはいられない。
「死なせはせん・・・ おまえはオレにとって弟だ!!」
少年時代からケンシロウを慕い、共に旅をすることでたくさんの事を学んだバット。たくさんの悲劇を目の当たりにし、それでも自分たちの代わりに血を流し、闘い続けるその姿を見て、無力さに悔しい思いもしてきた。
自分もケンシロウのように強くなりたいと願い、愛に生きる道を選び、その背を追い続けたバットにとって、この言葉は最高のものである。
そして、本当にケンシロウはバットを死なせなかったのだ。
アニメしか見ていない人は是非、原作の最後まで読んで欲しい。
ドSな名言
「お前のようなババァがいるか」
「そんな駄馬の上ではおれには勝てん」
「貴様には地獄すらなまぬるい」
「臭い息を吐くのはそれくらいにしておけ」
「貴様のような外道 俺が生かしておくと思うか?」
「一歩でも動いたらボン!だ」
「悪党のなき声は聞こえんな。」
「弱いカマキリほどよく喋るようだな」
「スローすぎてあくびが出るぜ」
「すでにそれが過ちだということに気付かないのか?」
「地獄まで自分の足で歩いていけ!」
「汚ねぇ手でおれに触るな」
「おまえの言う通りだ 汚物は消毒すべきだな」
「おまえが一度でも 人との約束を守ったことがあるのか?」
「あるのかないのかどっちなんだ」