No.105 翌日も羽田へ出撃の記 | D菩薩の仕事いろいろ趣味いろいろ

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5/19(日)未明、寝る直前に確認した航空機追跡アプリ「Flight Radar 24」の画面には、フランクフルト空港を離陸したばかりのB747ジャンボジェットの「レトロ塗装機」によるLH716便、東京羽田行きが表示されています。羽田到着予定は「明日」の13:46。

 

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ルフトハンザのB747フリートで36機中1機しかない貴重なレトロ塗装を狙いに2日続けて羽田空港に通うか、あるいは新緑も爽やかな5月の休日を何か違うことで過ごすか、明日起きてから決めることにします。

 

で、翌朝8:49、アプリには既にシベリアを超えて健気に日本に向かってくるLH716便がリアルタイムにくっきり。
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朝起きて、これを「健気」と感じた時点で心は既に羽田へ。前日から一眼レフ一式を詰めたままのバックパックを担いで出かけます。

 

3時間後の羽田空港では再度LH716便の現在地を確認。既に茨城上空で降下を始めており着陸まであと23分です。
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この日のLH716便は着陸からゲートに駐機するまでの様子を間近に撮影しようと、国際線ターミナルの展望デッキで待機します。

 

アプリによると予想どおり横風用のB滑走路に進入です。
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そろそろ見えるか…?

 

見えた!
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大きく左旋回しながらファイナルアプローチ。

 

そして正面を向きました。大きく広げた主翼には最近では珍しい4発のエンジンが誇らしげ。
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この写真をそのままスマホで拡大するとこんな感じです。
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鼻先がレトロに黒い!

 

スカイツリーをバックに豪快な着地。でもちょと遠い。
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この日の手持ちの望遠ではこれが限界です。

 

B747-8は最新のハイテク機。この磨き上げたような塗装はシアトル(ボーイング本社工場)の新製落成時から?
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ちなみに「Flight Radar 24」を追加料金でアップグレードすると、全ての航空機の製造年月も表示されるようになります。

 

A滑走路を挟んで管制塔をバックに見事なサイドビュー。
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やばい…。美しすぎて、懐かしすぎて、イッてしまいそうです。
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107番ゲートに到着。
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隣りのルフトハンザ機は、ミュンヘンから先着のエアバス340。尾翼のロゴが、デザインも色調もレトロと現代では若干違うのがわかります。

 

さて折り返しでフランクフルトへ戻るLH717便は、前日と同様、国内線第二ターミナルの展望デッキからスカイツリーを絡めた離陸を狙うことにします。
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羽田の展望デッキのフェンスはオートフォーカスの邪魔になる細かい網でなく写真のように間隔の広いワイヤーのため、撮影には最適です。飛行機に乗らない「部外者」でもノーチェックでここまで入れてくれる優しさは、テロなど起こらずずっと続いて欲しいと思います。

 

とはいえ、トランプ大統領来日の一週間前とあって、警備は厳重。
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この構図、飛行機ファンをお巡りさんが見守っているようにも、変なことしないように監視しているようにも見えます。笑

 

飛行機ファンには外国人もいます。
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こちらの人は、キャノンの長タマ(超望遠)付きハイエンド機を2台。
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外国のプロでしょうか?

 

飛行機ファンには女子もいます。いわゆる映え狙い?
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これが鉄道ファンだと、こんな感じです。
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その特徴は、①重たい超望遠レンズでも手持ち撮影の機動力が大事な飛行機に対し、鉄道は三脚でガッチリと事前に構図を決めます。②その三脚に一眼レフが数台にビデオカメラまでウジャウジャ付けていたりするのも珍しくないです。③人より良いポジションを狙って脚立なんかも登場。④撮り鉄は私の40年超の経験で、100%日本人男性の世界。対して飛行機ファンは外国人も女子もいて多彩です。

 

この女性なんて、D菩薩など足元にも及ばない超高級レンズを構えています。
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手袋まで本格的。

 

そうこうするうち、お目当てのLH717便がC滑走路北端で離陸態勢に入ります。
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アプリ表示はこんな感じ。相変わらずリアルタイムで正確です。
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ちなみにアプリ表示によると、この登録番号D-ABYTのジャンボ機は、直近(5/19時点)で以下のような運用を経て、この日の羽田にいます(いずれも出発時の現地日付)。

 

5/16 フランクフルト→ ニューヨーク、5/16 ニューヨーク→フランクフルト、5/17 フランクフルト→ロサンゼルス、5/17 ロサンゼルス→フランクフルト、5/18 フランクフルト→東京羽田、5/19 東京羽田→フランクフルト(目の前で離陸するLH717便)

 

なお、この5/19(日)以降、いまブログを書いている5/31(金)までの間に、この飛行機はフランクフルトを起点に以下の都市を往復しています。

 

サンパウロ
ブエノスアイレス
東京羽田(5/24の金曜にまた来たんだ!)
ブエノスアイレス
サンパウロ
ブエノスアイレス

 

この間、ほぼ毎日連続して飛び続けているわけです。ジャンボ機だと、長距離のフライトとフライトの間はしっかり機体を休ませるのかと思いきや、これだとその辺のバスや電車と同じような稼働ぶりですね。特に飛行中、片時も止まらないエンジンの耐久性たるや半端なし。

 

さて、いよいよ離陸開始です。この日のハイライトは、21世紀のスカイツリーと1970年代レトロ塗装機の絡み。
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離陸の瞬間もゆったり優雅。
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アプリもしっかり追います。
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写真を撮り終わると、皆さん、すぐに「獲物」の出来栄えを下を向いて液晶でチェック。
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フィルム時代にはなかったデジカメでのルーチンです。笑

 

今回は最長で300mm相当の望遠で撮りましたが、今ひとつ物足りない。スカイツリーがバックの写真など、できれば縦位置でもっと大きく抜きたかったです。今週末は諸々要件処理と合わせて、神戸の家に保管している600mmを取りに行きます。

 

こんな週末の羽田通いは、しばらく続きそうです。(おわり)