前回ブログの米国出張では、途中のシカゴまでJALで往復しました
海外営業を始めたばかりの20代のころは出張自体が楽しくて、最安のエコノミークラスで中国、ソ連、東南アジアと飛び回っていましたが、60を過ぎて腰だの膝だの故障してくると、あの狭い空間に10時間以上なんて拷問にしか思えません
(1985年、中国へ初海外出張)
なので、あれだけ楽しかった海外出張も今は「ビジネス・クラスじゃなきゃ行かない」と公言するようになりました
とはいえ一昔前はせいぜい50-60万円だったビジネス往復料金も、今は世の中全般の値上げに燃油サーチャージなども加わって軽く100万円は超えるようです
これはさすがにスタートアップには厳しい…
なので国内線の早割ではないけれど、8月に乗る航空券を5月に予約、しかも行きはビジネスとエコノミーの間に設定されたプレミアム・エコノミーで我慢し、さらにキャンセル・変更いっさい不可のガチガチに縛られた「最低料金」で抑えました
あとは出発日に病気にならないことを祈るばかりです(実際は「キャンセル保険」つきの旅行保険に加入、それでも出発の1週間前までなので急病には効きません)
で、当日は無事、出発できることに!
久々の羽田出発ロビーです
昔は紙の航空券をパスポートといっしょに肌身離さず持ち歩いたけれど、今は国際線もチェックインの全てをスマホで済ませます
出国審査まで全て機械が相手
出発までの約1時間、ラウンジでゆっくりします
ご飯を食べたい人、仕事したい人、ゆっくり寝たい人、様々なニーズに応える広々とした設計
料理は一昔前よりはるかに充実しています
酒飲み対応も万全!
これ全部タダです
これって、かつてのファーストクラス・ラウンジ並みかも
ということは、今のファーストクラスってどれくらい凄いんだろ?
下戸の私は、レモネードでかわいく軽食
国際線ターミナルのいちばん端っこの149番ゲートから搭乗です
この日の機材は、Boeing 777
中型機なのに4クラスもあるんだ…
私の席は、非常口通路側の17H
エコノミーより前後左右が広く、背もたれがシェル形状なので、後ろを気にせず堂々とリクライニングできるのが、プレミアム・エコノミーの売りです
さらに私は、目の前が広々の非常口が取れたこともあって、行きだけプレミアムにしました
定刻の13:00に離陸すると、ほどなく昼食です
プレミアム・エコノミーの食事メニューは、エコノミーと同じ
メニュー表によると、
「だし香る炊き込みご飯と鶏肉赤みそ仕立て(フレンチレストラン「L'atelier de oto」村田美月シェフ監修メニュー)」だそうです
たしかに、ここまで堂々と「素性」を明かすだけあって、エコノミーでこのクォリティ!と唸る逸品でした(器とのギャップがちょっと悲しいけど仕方ないか、笑)
食後は定番の映画鑑賞
奥さんとYulia娘が劇場で観て絶賛していた「プラダを着た悪魔2」を私もやっとここで見られました
前作から早や20年の時を経て、当時の主要キャラがそれぞれに新しい重要な役柄を得て前作よりスピード感をもって展開するストーリーは、脚本以前の企画?プロデュース?の妙なのかな…、いい映画でした
それにしても20年経っても全然変わっていない(ように見える)メリル・ストリープは凄いです
それから一眠りして、フライトの半ば、アラスカの近くを飛ぶころ、パンとドリンクの軽食が出ました
これはエコノミーにはないサービスのようです
そしてシカゴ到着の1時間半前、現地時刻の午前9時半というちょうど良いタイミングで朝食が出ました(食ってばっかりじゃん!笑)
フレンチシェフの炊き込みご飯も良かったけど、このこってりアメリカンな朝食も美味しかったです
改めて思ったけれど、エコノミーの食事って器のチープさで損なイメージですね(仕方ないけど)
そしてシカゴに向かって降下開始
シカゴで約2時間の乗継ぎで目的地フロリダ州オーランドへ向かいました
オーランドの学会で中4日を過ごしたあと、帰国のため再びシカゴへ戻ります
オーランドからアメリカン航空の国内便でシカゴに着くと、同じターミナルで私が乗るJAL機が既に待機していました
米国の国際線出国便は、国内便と同じ並びのゲートから搭乗します
それは例えば羽田空港なら、徳島行きの隣りの搭乗口からパリ行きが出発するようなイメージ
要するに米国は、入国審査は極めて厳しいけれど、出国の審査はゼロということ
あれで犯罪者の高飛びとかどうやって防げるのか不思議です
なのでJAL羽田行きのカウンター業務はアメリカン航空への委託で、JALの日本人スタッフはお客さん対応に専念
帰りは嬉しいビジネスクラス
歳はとっても、やっぱ飛行機ファンの心が踊ります ♬
JAL最新のドア付き個室タイプではないけれど、パーティションで仕切られたフルフラット仕様
ちなみに昔のJALのビジネス・クラスはこんな感じ(2010年、デリー行きJL749便)
プライバシーはないけれど、足元が広々の斜めフラットでよく眠れました
それが今は(座っていれば)完全なプライベート空間
私の席は、窓3つを独占です
ちょっと恥ずかしいけど、CAさんにお願いして撮ってもらいました
ちなみに今回はYouTubeに上げるつもりで動画もバンバン回しています
自分の席から真横を見ると通路側のコンパートメント越しに反対側まで見渡せます(ちなみにこの日の隣りは空席)
なお隣りとの視界は、離陸後、電動の衝立がパワーウィンドウのように上がってきて完全に遮られます
コンパートメントの正面には24インチの大きなモニター
14:45、羽田に向け離陸しました
その後、水平飛行に入り、おつまみとドリンクのサービスが始まります
JAL機内チャンネルの定番、その日の朝のNHKニュースを見ています
ビジネス・クラスは、洋食か和食(& ベジタリアン)を事前に予約できます
かつてNYから東京へ出張するときの帰国便では和食希望でしたが、今回は洋食を指定
メインは、「USDAプライムビーフ」のフィレステーキです
下戸にも美味しい濃厚なメルローを堪能
高級ワインは別腹(別肝?)です、笑
デザートは、ピーチコンフォート添えブランマンジェ
…だそうです
帰国便でも、食後は映画鑑賞
行きで「プラダを着た悪魔2」を見たので、帰りは久々に20年前の前作を見ました
そのあと、この春、千葉県佐原を訪れた際に知った「人はなぜラブレターを書くのか」も見ていましたが…
…途中で疲れて就寝…
寝返り自由なフルフラットです
目覚めたのは、まだフライト半ばのアラスカ上空
氷の世界を期待して窓の外を見ると、温暖化のせいか、真夏のせいか、(その両方か)緑豊かな山河が広がっていました
この日のビジネス・クラスは、定員の半分程度の入り
なので機内をフラフラ散歩してCAさんにちょっかい出したり、疲れてまた横になったり、うだうだ過ごしていたら、小腹が空いてきました
行きのプレミアム・エコノミーでは、スナック含めて決まった時間に食事が3回提供されましたが、帰りのビジネス・クラスは、最初のステーキのメインコース以外は、乗客ひとりひとりが好きな時間に好きなものをメニューから選んでオーダーします
食事でお客様の休息のペースを乱さない心使いですね(でも、ぶっちゃけ、時間を決めて全員に食事を提供しないことで絶対にコストも下がっているはずの Win-Winと推測)
この食事の個別オーダーは、エンタメのコントローラーにある「Meal/Drink」から入れるようです
これは車内の専用アプリで注文する新幹線のグリーン車といっしょですね
「アラカルト」or「定食」から、アラカルトで「JAL's Special Tonkotsu flavored Miso Ramen Noodle」を注文しました
待つこと10分、CAさんが運んでくれました
うんまそ!
本格めんを使った豚骨みそラーメンです
うんま!
ちなみにプレミアム・エコノミーでは、夜中に「UDON de SKY」(うどんですかい)をいただきました
昭和時代からのJAL名物で、日清食品とのコラボ品
機内のJALショップで注文すると、自宅に段ボールで届きます(私は買ったことないが…)
なんじゃかんじゃで、もうすぐ日本です
1週間ぶりの日本の海岸線は、普段よく見た九十九里や銚子とは違う、見慣れない地形です
いったい、どの辺だろう?
フライトマップだと、え? 茨城? 水戸?
こんなルート、初めてだ(風向きが変わって着陸する滑走路と侵入経路が急に変更になったような挙動?)
このあと茨城から埼玉、東京と真っすぐ南下して、きっと羽田のAかC滑走路へ南向きに侵入するのでしょう
機体右側(西向き)の窓の外を見渡しても、ランドマークらしいものが何も見当たりません
富士山も霞んで見えないし
そんな中、特徴的な高層ビルをひとつ発見して、あとからAIで調べたら、これは「中目黒アトラスタワー」だそうです
そうか、じゃあ反対側(東向き)は都心方向で、スカイツリーや新宿、明治神宮とか東京タワーが見えていたんだろうな
残念…
窓から見て、やっとわかったのは着陸寸前の大井競馬場
そして夕方の羽田空港に無事着陸しました
Boeing 777君、長旅ご苦労さん!
ちなみにプレミアム・エコノミー以上の搭乗時にもらえるアメニティ・ポーチは、こんな感じです
(左がプレミアム・エコノミー、右がビジネス・クラス)
ビジネスの方は、どえらいポップなデザインですね(嫌いじゃないけど)
で、プレミアム・エコノミーの中身はこんな感じ
フェイス・マスク、歯磨きセット、耳栓、アイマスクの4点です
そしてこちらが、ビジネス・クラス
プレミアム・エコノミーのアイテムにハンドクリームがプラス
さらに今はやりのスマホ・スタンドにUSB Type-Aとライトニング端子が両端に付いたケーブル
え? 今どきライトニング?と思って、よく見たら…
なんとその中にType-Cが隠れていました!
古いiPadとiPhone 15を使うオジサンには、この両用コネクターは優れものです!
このチョイスはたぶんJALの若い社員のセンスだと思います
旅費節約のために行きと帰りのクラスを変えたフライトでしたが、両者の機内設備やサービスの違いがつぶさにわかって楽しくも興味深い体験でした
(おわり)






















































































































































































