最近のマイブームはフィルム一眼レフだけど、毎日暑いし、遠出するお金もないしで、サクッと近場の下町探訪へ
そしたらまさかの心霊写真?疑惑にはまってしまい AIとの奥深い対話の応酬---これが前回ブログの顛末でした
それはそれで楽しかったけど、今回は周回遅れの本題です
この下町散策の相棒に選んだのは、5月にヤフオクで落とした伝説の?マニュアル機、オリンパスOM-3Tiです
憧れだったフィルムカメラには、愛着の独自アクセントが欲しくなります
といって、カメラに付けられるアクセントなんてショルダーストラップくらい
それならと探してみたら、まさか、いまだにこんな懐かしいのが手に入るんだ!とメルカリで奇跡の「新品」でゲットした40年以上前のレトロなオリンパス純正ストラップを装着
で、出撃したのはネット情報を頼りに台東区の谷中銀座商店街
日暮里の方から行くと、ドラマとかで見る「ゆうやけだんだん」が商店街の入り口になるようだけど、たまたま乗換えの便利さから私は地下鉄・千駄木駅の方から向かいました
駅から歩いていると、いきなり1960年代の日産ブルーバードを発見!
オーナーのおとうさんは、ドリンクあおって休憩中のようです
前にまわって見てみると…
わ~、めっちゃ懐かしい顔! 自分が幼稚園だったころの記憶がよみがえります
昭和レトロを求めて下町散策に来て、いきなりこんな出会いがあるなんて
オーナーさんの許可を得て、どアップで撮影
これだけでも来た甲斐あった!
そしてたどり着いた谷中銀座
ここにもインバウンドの大波が来ています
暑~い中、メンチカツが揚がるのを座って待つ外国女性たち
母国インフルエンサーのSNSを頼りに来たか? たまたま見つけて美味しそうだったのか?
なかなかクセ強な主張をする猫Tシャツの店がおもしろい
屋台で外国人に豆菓子を英語で売り込む女性
かつてなかったこんな光景といい、熱帯並みの暑さといい、東京は今や東南アジアの一都市になったような錯覚です
夕焼けのない「ゆうやけだんだん」で自撮りする外国人は、九分九厘「ここに来たぞ」という証拠写真のためでしょう
なんだかんだで、割とササッと抜けてしまった谷中銀座
外国人はいっぱいいたけど、個人的に日産ブルーバード以外、これといった印象は残りませんでした(素直な感想です、すみません)
でも、まだすごい時間が余ってるし、この後どうしよう?
そこで「下町探訪」の文脈で思いついたのが、葛飾柴又です
日暮里から京成高砂の乗換えを入れて柴又まで30分
途中スカイライナーに追い抜かれたりします
10年以上ぶりに訪れた柴又は、様々な寅さん写真が駅のホームで迎えてくれます
敢えてピントをずらしても、それが誰だかはっきりわかる駅前の銅像
わ~、やっぱこの映画のセットみたいな佇まいがエモいです
ここを通るたび、いつか入ってみようと思うおもちゃ博物館
でもこういうときの「いつか」が永遠でないことを、いつか入ろうと思っていたのに2年前の夏に突然消えてしまった深大寺の鬼太郎茶屋で思い出します
なので、おもちゃ博物館は「次回」必ず入ります
たぶん…、笑
さらに行くと、正面に帝釈天が見えてきました
山門の前で「柴又ラムネ」を売るおとうさん
帝釈天の境内に入るのは初めてです
門を撮影するふりをしてコソッと撮った年配のカップルさん
そこだけ、ほんのり素敵な空間に見えました
案内標識に誘われて、帝釈天の裏手の小道を行くと「寅さん記念館」があります
主演の渥美清が語った少年時代に見たテキ屋の思い出に監督の山田洋次がインスパイヤされて1969年にスタートした「男はつらいよ」は、シリーズ全50作(ここから館内の写真は全てスマホ撮影です)
私にとってこのシリーズは、たぶん1本も真剣に見た覚えがないけれど、小3~小6を父の海外駐在で過ごしたアメリカで刷り込まれた思い出です
今から50年以上前のビデオもネットもなかった時代のロサンゼルス、その都心に近い La Brea という地区(正確には通りの名前)に東宝 ラ・ブレア・シアターという日本映画専門の映画館がありました
(英語の「劇場年鑑」サイトから転載、日本語は AI 翻訳)
それは今思えば、日本人駐在員とその家族のほか、ロスにたくさんいた日系1世、2世、そして黒澤明ファンのアメリカ人たちの御用達だったのでしょう
親に連れられてそこで見た映画で今も記憶にあるのは、真珠湾攻撃の日米合作「トラ・トラ・トラ」、黒澤明の「どですかでん」、それに時代劇やヤクザ映画ですが、とにかく新作の数が多くて「いつもやっている」印象が強かったのが「男はつらいよ」です
そんな寅さんの本当のおもしろさをわかるには小学生ではちょっと若過ぎる一方、とらやの皆さんやタコ社長の印刷工場を通して感じる懐かしい東京の空気感、またそれと対比するように描かれる日本の田舎の原風景は、それなりに多感だった当時の私に無意識のうちに刷り込まれていたのは確かだと思います
それは私の両親にとっては、今よりはるかに遠かった日本への強い望郷の念を掻き立てるものだったのでしょう
そんなこんないろんな思いを沁み込ませて入った寅さん記念館です
まずは生まれた年から世相とともに辿る寅さんの生い立ち
紙芝居風のミニチュア模型がとても楽しいです
生い立ちコーナーから振り返ると「とらや」変じて「くるまや」の店先です
その店内は映画の世界をかなり忠実に再現
寅さんが座ったまま居眠りするのがけっさくです
素敵でしかないインテリアと寅さんのトランクに帽子
そういえば昔おばあちゃんが住んでた団地の台所もこんな感じの細かいタイル張りだった
おぉ、店の裏には、タコの印刷工場!
めっちゃリアルな再現です
そのあと見かけた最終第50作「お帰り 寅さん」のポスターには、なぜかドキッとする色気を感じました
それは渡世人の自由さと悲哀? なんだろ?
くるまやの今を描く2019年の作品で、すでに亡くなった渥美清は過去映像とCG、オープニングはサザンの桑田さんがカバーという異色作は、一度じっくり見て私にとっての寅さんの終止符にしようかな
記念館には、くるまやの精巧な模型もあります
これはいったい何だろ?
おぉ、穴の向こうに昭和の下町が広がってる
壁の穴に小さなカメラレンズの位置を合わせて撮る、これぞスマホだけの成せるワザ
穴の向こう側は、1/3~1/5くらいのスケールで下町の模型が展開
この記念館は、相当な模型マニアがお造りなったのか?
個人的には大好きです
さらに出口の方に進むと、昭和レトロな鈍行列車の実物大モックアップ
窓に映るは、歴代「男はつらいよ」の鉄道シーンだけの選り抜きビデオ
これはマニアには垂涎もの、売ってるなら買いたいです(ネット探せば売ってるかな?)
初公開?の寅さんのトランク
なんか1個1個のアイテムに見入ってしまいました
その後、寅さん記念館をあとに駅方向の古民家カフェで休憩
帰路につく柴又駅で、さっきドキッとした寅さんポスターを見つけました
ネットで調べたら、いろんなサイズが売ってるみたい
部屋に寅さんの治まりの良い場所を見つけたら買ってみようかな
(おわり)













































































































































