四十八漁場 | 食道楽・旅道楽・東京道楽

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「四十八漁場」

”よんぱちぎょじょう”と読みます。

TVでこの店を見て興味を持ちました。

宮崎県の定置網で朝に獲った魚を

夜に東京で食べることができることを

ウリにした店です。

私が訪問したのは日曜日の夜。

あの爆弾低気圧が来た日です。

こんな日に漁をしているの?と

思いつつ訪問しました。

 

南池袋店です。
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最初にメニューを見ていると

社員であろう店員さんから

メニューに説明がありました。

この日は、天候の問題で

宮崎の魚は入ってこなくて

千葉から入手したそうです。

このように正直に言ってくれる店は好きです。

 

メニューを見ると

ちょっと驚きます。

お通しが480円。

高いぃ…

 

どんなお通しがくるのか?を

楽しみにしていると

やってきたのは”きびなごのめざし”

みたいなものです。
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これをちょっと炙ってからいただきます。

これがビールのつまみに最高です。

480円のお通しの価値あり。

 

次は、お待ちかねの刺身。
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1人前880円(写真は2人前)

お得感は無いが、味は良かったです。

ツマの大根の下には氷があり、

しっかり冷やしています。

このような細かい配慮がある店です。

 

次の料理が来たときに、

店員さんが↓の品を持ってきました。
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私は、このような品を注文していません。

すると店員さんが

「先ほど注文した刺身のツマが余りましたので、

無料で1品作ってきました」

なんとステキな。。

食べてみると

ライスペーパーでツマを巻いて

エスニック風に味つけしたものでした。

イイね!

このような心づかいが嬉しいです。

 

この日のメインはイカです。

ダルマイカ(けんさきイカ)の刺身(780円)
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まるごと1匹の刺身で、

ほとんどの部位を出してくれて

この値段はお得。

大満足ですね。

 

最後に店員さんが、

四十八漁場の名前の意味を教えてくれました。

科学雑誌に出た内容で、

このまま魚を取り続けると

2048年に魚が枯渇するというもの。

この危機に考えることで

四十八漁場と名付けたそうです。

魚を取る網目を大きくして、

小さな魚を取らないようにしているそうです。

 

それは素晴らしいと思ったが、

なぜ、今までやっていなかったのか?という

疑問も生じました。

詳しいことは分からないので

考えないことにしました。

 

この店は、帰る際に

味噌のプレゼントもありました。

こころニクいサービスですね。

この店が都内に10店舗以上ある

理由が理解できますね。

店のコンセプト・産地の正直な告知・

スタッフの態度・客の心をつかむ姿勢、

流行っている店には理由があるようです。

 

わざわざ待ち合わせてまで

行こうとする店ではないが、

どこの店に行くか悩んでいたら、

この店を選んでしまうと思います。

 

最近、普通の居酒屋のレベルが

上がっていると思いませんか?