NHK-BSで生放送された東大寺の修二会、いわゆるお水取りに感激しました。
私は10代の時に1回、30代の時に1回、このお水取りに行っています。
初めて行ったときには、初詣のような雑踏から大松明が二月堂を練り歩くのを遠まきに見ただけでしたが、2度目のときには、内陣で行われる達陀などを薄絹一枚を隔てて観ることが出来、相当に感動したことをハッキリ記憶しています。
家人は、この番組を観て異常に奈良へ行きたがっています。
あっ、と思い出して高校生のときに買ったこの写真集を引っ張り出しました。
入江泰吉の写真展に行き、感動してこれを買ったんですよね。
おそらく17歳くらいの私。
なんて老成した少年なのでしょう。
その中に、この写真がありました。
これは達陀。
そして、今回の番組で、この様子から『影法師』という言葉が生まれたのではないかと言われている行の様子。
うん、確かにもう1度行ってみたくなります。
そろそろ現役引退しちゃおうかなあ。