これも、怖くてなかなか観られなかった作品の1つです。

 

原題は、「The Wonder」

 

直訳すると「不思議」かな?

 

いや、「奇跡」か。

 

それを敢えて「聖なる証」と翻訳するからには、きっと何か大きな意味があるのでしょう。

 

そう言えば、「ピエタ」のインタビューで、「梅ちゃんの歌声からは、どこか神聖さすら感じるから、作品との相性がすごくいいと思う。」的な発言をしたのですが、どこにも採用されていませんでした(笑)

 

「不思議」くらいに留めておいた方が良かったのかな?

 

「小さな青空」にも「不思議」と言う歌詞があったので、そこにかけてたらお洒落でしたね。

 

こういうのって、本当に後から後から思いつく・・・。

 

稽古中って、どうしても余裕がないから、脳のリソースを上手く使えないんですよね。

 

もっと鍛えねば。

 

確かに、「聖なる」と言う言葉には、言葉としての強さを感じます。

 

と、ここまでは観る前のアイドリング文章。

 

ここからは、観て思ったことを書かせて頂きます。

 

 

 

まず、始まり方。

 

かんっぜんに予想外でした。

 

あのあらすじで、この始まり方を選ぶのかと。

 

ひっくり返りました。

 

でね、途中で目が合うんですよ。

 

「あなただったの!?」

 

って。

 

「でも、どうしてあなたが?」

 

 

それにしても、こんなにもたくさんのことを、たった一人の少女に背負わせる異常さ。

 

これは、ずっと昔から、そして今でも同じようなことは行われていますよね。

 

誰が悪いわけではない。

 

と言われがちですが、やはり勇気をもってこの流れを止めることのできなかった人物が悪いとしか言えません。

 

また、止めようとした人間がせっかく現れたのに、それを阻害した多くの人々。

 

罪は、分散できるものではなく、その全員に等しくあるのだと思います。

 

皆がやってるからと言って、薄まるわけではない。

 

以前、「甲子園と剣闘士の区別もつかない大人たち」という文言を見たことがありました。

 

凄い強烈な物言いだなぁと思ったけど、少なからず何かの「仕方ないこと」を棚に上げ、誰かに負担を強いることというのはやはりどうにかして改善していかなければならないと思います。

 

それは、全ての業界の発展の為。

 

「緩やかな殺人」という言葉も、ものすごく胸に突き刺さります。

 

僕自身、何度か、戦っても黙殺されたことがあります。

 

でも、

 

 

僕だって何も考えていないわけじゃない。

 

これからもっと工夫して、上手くやる。

 

救える人は、絶対に救うと決めてるんだ。

 

完了