10月A定期の、ロリン・マゼールの余韻の残る中、11月の定期演奏会へ出かけた。
今月のN響定期は、オランダの名指揮者、エド・デ・ワールト氏が引き連れてきたバイロイトで活躍するワーグナー歌手を集めての演奏会形式による「ワルキューレ」より第1幕が本日の演奏会の目玉です。
指揮者・演目・出演者は以下の通り
指揮者 エド・デ・ワールト
ヴァイオリン 堀 正文
歌 手 エヴァ・マリア・ウェストブレーク(ジークリンデ)
エリック・ハルフヴァルソン(フンディング)
フランク・ファン・アーケン(ジークリンデ)
武満徹 遠い呼び声の彼方へ!(1980)
武満徹 ノスタルジア~アンドレイ・タルコフスキーの追憶 (1987)
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕 (演奏会形式・字幕つき)
武満徹の音楽は、私自身がそんなに聴いていないためもありますが、正直今ひとつでした。
私自身が武満の音楽の真髄に触れていないためもあるのでしょう。
とてもよい作品が多いとは思っていますが、難しさが先に立ってしまう。
本日の圧巻は、だだっ広いNHKホールに響きわたった、3人のソリストの素晴らしい歌声でした。エヴァ・マリア・ウェストブレーク、ドイツ・オペラ、イタリア・オペラのどちらでもドラマティクなソプラの役で人気が有るそうですが、ppでも十分な声量と素晴らしい響きがあり、エンディングでのドラマティクな場面では、まさに美しい響きを保ちながらホール内に響き渡る声量の歌声は素晴らしいものがあった。
ハルフヴァルソンの地響きを伴うような凄みのある歌声、ファン・アーケンの繊細な張りのある歌声ともに素晴らしかった。
エドメデ・ワールト氏は、うまくそれぞれの動機を浮かび上がらせて、音楽の流れを作っていく指揮者で、3人の歌手の歌をサポートしていくような感じでした。だからといってオケが後ろに引っ込んでいるわけではないので、全体として非常に充実した演奏だったと思います。
さて、12月はひさびさにシャルル・デュトワの登場です。
ストラビンスキー/歌劇「夜鳴きうぐいす」
ラヴェル/歌劇「こどもと魔法」



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