ちょいよし No.2676 生命保険の日 | 本の音色を聴こう♪

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『アナログ力のすゝめ 結果を出す人がやっているアナログ仕事術』出版

 

ちょいよしNO.2676
仕事を継続してもらうためには、使命感教育が最も重要になります。「我々はお金を稼ぐためだけに仕事をやっているのではなく、お客様に喜んでいただくために仕事をやっている。我々の仕事は社会の役に立っているのだ。そのことが、我々の喜びなのだ」。こう心の底から思えなければ保険営業の仕事は続けていけません

 

 

保険が初めて支払われた日

 

今日は「生命保険の日」

1881(明治14)年に日本初の生命保険会社が設立して、翌年のこの日に初めての保険金が支払われたのだそう。

保険料は30円、遺族に支払われた保険金は1,000円だそう。

ちなみに1882年(M15)の30円は現在価値で15,500円、1,000円は517万円にあたります。
 
 
掲出の言葉は住友生命社長の佐藤義雄氏の言葉

他にもたくさんいい言葉があったので書き留めておこうと思います。
 

▷保険の営業というのは、そもそも断られるのが当たり前の世界なんです。極端な場合、自分の営業経験ですが、塩をまかれたことさえある。そういう仕事だからこそ、生活するためにお金を稼ごうという意識だけでは長続きしないのです。もちろん、それはそれで大切なことなのですが、それだけではダメなのです。

 

▷ネガティブな感情を乗り越えて営業活動を行うためには、やはり自分の仕事のコアをしっかりと自覚するための使命感教育が重要です。使命感教育のベースになるのはアドボカシー(擁護、支援、唱道)といった考え方でしょうか。やはり、単なるお金儲けをしているのではなく、お客様や社会の役に立っているのだ、それが自分の喜びなのだということを徹底的に心に刻み込んでいくことになります。

 

▷弊社の使命感教育の一環として、「ハート・ミーティング」という取り組みがあります。これはベテランの営業職員が新人の営業職員に向かって、自分の経験を語るというものです。お客様との出会いとか、お客様にこういうことで役に立てたとか、私が仕事を続けてこられた理由といったことを、ベテランの営業職員に話してもらう。それがハート・ミーティングの中身です。これは使命感教育として非常に効果が高いものです。

 

▷本格的に育成に力を入れ始めてから、営業職員の定着率は飛躍的に向上しています。

 

昔は講習を受けさせてすぐに現場に出し、現場で仕事を覚えさせるというやり方をとっていましたが、離職する人が多かった。これでは既契約者を守ることはできないし、きっちりしたアフターサービスもできません。そこで、四半期採用に切り替え、みっちり三か月間教育したうえで現場に出すように変えたのです。現場の管理職からは、営業職員を三か月も現場に出さないのでは戦力ダウンだという反対意見が多かったのですが、あえてそこに踏み込みました。本格的に手ごたえが出てくるのはこれからだと思いますが、少なくとも定着率は飛躍的に向上しています。

 

▷数字だけを見て非難するのは簡単ですが、その結果を生むプロセスに目を向けてこそ、問題の所在が見えてきます。仕事に問題がある場合は、プロセスを丁寧に見ればわかるはずです。

 

 

<拙著>