マウンドの心理学 | 本の音色を聴こう♪

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『アナログ力のすゝめ 結果を出す人がやっているアナログ仕事術』出版

―today's cyoi-yoshi―

奇策は正攻法で来る人間や、挑発、ゆさぶりに動じない人には、いたって無力

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ブログ744日目

今日の紹介は、マウンドの心理学/ザマサダ






■目次


第1章 錯覚のメカニズム
第2章 配球という名の心理戦
第3章 変化球の心理学
第4章 ピッチャーの深層心理
第5章 野球常識の盲点





■本書を拝読したきっかけ


みなさんはよくマンガを読む方ですか?

みやちゃんは昔ほど読まなくなりましたが、読み続けているものがいくつかあります

その中で野球マンガの比率が高い、連載誌をよんでと自然とそうなる笑

といっても3作品くらいですが・・・



・FIRE BALL!!
・天のプラタナス
・DREAMS


最近の野球漫画って、スポ根じゃないんですよ笑笑笑

スポーツ理論が主流です顔


本書のような本を読んでおけば、そのようなマンガが数倍楽しめる!

そうひらめいて手にとったのでしたきらきら!!




■江夏が見せたエースの気迫


本書を手にとった背景は上述したとおりですが、ここで野球理論を書いてもおもしろくないので、とても感動したエピソードを本書からひとつ紹介します




ストレートを武器にする本格派のピッチャーは〝いろいろなストレート〟を投げ分けるのだそう


・インハイ・インロー(※印籠ではありませんよ、あっ、くだらなくてすみません・・・)
・アウトハイ・アウトロー
・真ん中


江夏豊さん(元阪神)は、ストレートとカーブ(現在の縦のスライダー)の二種類で全盛時代を築いた本格派の名投手


▷ボールが速いだけでは1シーズン401個という驚異的な奪三振記録は作れません。(中略)ストレートの投げ分けができたからこそ、大記録にたどり着くことができたのです


江夏さんが、昭和43年に稲尾和久さん(元西武)の持つ、シーズン奪三振記録353に並んだのが、甲子園での巨人戦でした

そして、その三振を取った相手はあの王貞治さんでした


▷どころが、江夏さんはこれが「タイ記録」だとは知りませんでした。「新記録」だと思い込んでいたのです


▷王さんから日本記録を取ると心に決めていた江夏さんは落胆しましたが、次の瞬間、恐ろしいことを考えたのです。次に王さんの打席が回ってくるまで1個も三振をとらないで巨人打線を抑えることにしたのです顔


この年の巨人は、V4を成し遂げていますかお


▷その強い巨人相手に「三振を取らないで抑える」ことを考えた江夏さんはまさに怪物でした(中略)作戦通り8人のバッターから1つも三振を奪わずに抑えきり、一巡して王さんの打席がまわってきた時、三振を奪って1シーズン354個のシーズン奪三振記録を達成するのですにこ



すごい!!!





■では、今日のちょいよし





奇策は正攻法で来る人間や、挑発、ゆさぶりに動じない人には、いたって無力






王さんがあまりにもホームランを打つので、当時の広島の白石勝巳監督が「王シフト」というものを始めました

王さんが打席に立った時に、守備をみんな極端にライト寄りにするのです∑!!



これには意味がありました



自分の打球が飛んで行く方向に守備が多くいれば、誰でもいない方向に打ってやろうと思います

そう思うことで、王さんのバッティングのバランスを崩そうというのが狙いでした

心理的に錯乱しようとしたのです



しかし、結果はどうだったか・・・



王さんの打球はライト方向へ高々と飛び、次々とスタンドに入っていったのだそうです



自分を信じて、お構いなしにバッティングの型を守り続ける

すごい精神力ですよねなっ・・・なんと!







☆今日もいいことが学べてラッキー、着実に進歩しました
☆今日も最後までお読みくださり、みなさまに感謝



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