人生初の「能」の観賞
一年、積読本の「世阿弥」を引っ張り出し
鎌倉時代に、能を確立した凄い人について、読むも、???が沢山
そして、演目が、世阿弥の最高傑作といわれる物でしたが、やっぱり???
昔の日本人は、能の世界が、何故に楽しいと思ったのか?
そして、この世阿弥の解説本の中に「柳宗悦」が出てくるという、不思議さと、シンクロ
10年後、「能」の楽しみが分かるようになればいいなぁ~
これからの、10年を掛けて、能の世界を知っていく事を楽しんでいきたいと思った、初能体験
観客の年齢が、想像してたより、ずっと若くて
加賀文化の一面を垣間見たよう
こんな風に、幅広い年代の人達が、能を楽しんでいる文化レベルの高さを見た気がしました
ちんぷんかんぷんな世界でしたが
唯一、舞台に上がっている、全ての方の、所作の美しさに、見惚れました
デジタルの世界に疲弊した神経を、アナログで、日常の生活に絶対にない、スピード感(あり得ない、ゆっくりさ)が、心地よく神経を癒してくれた気がしました
能を確立した、世阿弥もまた、人の心、精神、信仰といった物を、芸術や美で表現したのではないのかと、感じております(^^)
多分、昔の人が持っていた感性が、現代の私達は退化してしまって、実は、能の本質を楽しめないのでは?とも、思ったり
柳宗悦に感じたものと、同じものを感じております
能を楽しむとは、失った感性を取り戻す作業かもしれない……