通勤路沿道に住宅建設現場中があり、「凡事徹底」の標語が掲げられていました。
「当たり前のこと、やるべきことを当たり前に行う。」とあります。
調べてみると、「なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて他人の追随を許さないこと」、「普通のことをちゃんとやる」、「徹底してやり続けること（が非凡な成果をもたらす）」という意味で使われるようです。
普通のことをきちんとやり続けることはなかなか難しいことです。
人は同じことをし続けていると、飽きてしまうことがあります。違ったことをしたくなったりします。手抜きや我流に走ったりするかも知れません。それが新しい発見・発明や改善・改良につながれば良いですが、中途半端に陥る危険もあります。
ビジネス関係で、このスローガンが使われることが多いようで、たとえば小売業の教育においては、一握りの天才・秀才を生み出すよりも、従業員全体の平均点を上げることが重要とされています。組織としての平均能力の高さが、小売企業の最大の差別化戦略となるそうです。