前回の「ワキガ手術の仕上がり part 3」で紹介した方は、副乳も有していました。
小さな乳頭に似たものを2つ認めます
生まれつき乳房の数が多いのを多乳房症といい、過剰な乳房を副乳といいます。副乳は哺乳動物の乳房のある位置に相当するところ、ワキの下から正常乳頭を通り、太ももの内側に至る弓なりの線上(ミルクライン)に見られることがほとんどです。
男性の1.5%、女性の5%に見られます。大きさは様々で、ホクロ(黒子)と区別できないものから、年齢とともに乳腺組織が発育して、乳房として大きく膨らんでくるものもあります。生理と関連して、しこりが大きくなったり、痛みが出てくることもあります。まれに悪性腫瘍が発生することもあります。
整容的に目立つ場合や症状を認める際は治療(手術)の対象になりますので、気になる方はご相談ください。