クラスター | cynthia-dr-murazumiのブログ

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新型コロナウイルス「COVID-19」の感染予防に関して、「クラスター」という言葉が使われています。

クラスター(cluster)は、英語で「房」「集団」「群れ」を意味します。今回の場合は、「感染者の集団」の意味で使われています。クラスターが次のクラスターを生み出さない(感染拡大させない)ようにすることが重要となっています。

厚労相が会見で、クラスターを連発していたのを聞いて連想したのが、「クラスター爆弾」(cluster bomb)です。10年以上前に国際的に「クラスター爆弾禁止条約」が話し合われたことを思い出しました。クラスター爆弾は「集束爆弾」とも言われます。弾体の中に複数の子弾を搭載していて、この爆弾が投下されて空中で破裂して子弾が散布され、広範囲に渡って被害を与えるのです。

東京大空襲があった3月10日が近づいていますが、米軍が日本への空襲に用いた焼夷弾(ナパーム弾)もクラスター爆弾でした。1発の爆弾に38発もの子弾が入っていて、B-29戦略爆撃機から投下されると、高度700mほどで分離して一斉に地上に降り注ぎ、家屋を焼き払ったのです。

 

爆弾投下中のB-29の編隊

 

B-29が投下したM69集束焼夷弾

 

新型コロナウイルスが拡散する様を焼夷弾のイメージと重ねて考えると、相当な覚悟で事にあたらないといけないでしょうね。

 

くしゃみ・せきでウイルスが飛ぶ距離:ウイルスがクラスター爆弾の子弾のように飛散