前回はギリシア神話の神のひとりであるアトラスに関連した話でした。現在ではアトラスは地球を支える姿と描かれますが、元は蒼穹(天空)を支えていました。
その天には数多くの星座がありますが、ギリシア神話に登場する人物・オリオンの星座も存在します。このオリオン座のα星ベテルギウス(オリオンの肩に相当)と近くにあるおおいぬ座のα星シリウス、こいぬ座のα星プロキオン
の3つの1等星で構成されるアステリズム(星群)が「冬の大三角」です。ほぼ正三角形で、冬季に南東の空に見ることができます。
最新の報道によると、オリオン座のベテルギウスの明るさが失われて暗くなっているそうです。寿命を迎えている星のため、最期は大爆発してなくなるそうです。そうなると三角が直線になってしまいます。
余談ですが、オリオンの名が付いた戦争映画に「真夏のオリオン」(2009年)があります。
海軍もの、潜水艦映画のジャンルに入る映画です。
この映画を鑑賞するときは、「オリオンビール」と共に楽しむのが良いかも知れませんね。