大作戦 | cynthia-dr-murazumiのブログ

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前回のタイトルに「大作戦」と付けましたが、それにはちょっとしたこだわりがあります。

映画・ドラマ・アニメさらにはバラエティー番組などのタイトルに、「~大作戦」と付けられたものがあります。

「作戦」は本来、軍事用語です。「大作戦」はというと、知る限りの戦史にこの言葉はありませんので、物事を行う計画を強調する、あるいは大げさに表現するために使われているようです。

とは言え、昔の外国製戦争映画の邦題に「~大作戦」と付けたものがいくつかありました。( )内は日本公開時期。「バルジ大作戦」(1966年4月)がその初めのようで、「特攻大作戦」(1967年10月)、「脱走大作戦」(1968年4月)、「アンツィオ大作戦」(1968年7月)、「戦略大作戦」(1970年12月)とつづきます。

 

バルジ大作戦:原題 「BATTLE OF THE BULGE」;戦車マニアのバイブル的映画(へスラー大佐、パンツァーリートを知らぬ者はいないはず)

 

後にドラマ「刑事コジャック」で主演するテリー・サバラスは、米軍戦車長役で登場していました。

 

特攻大作戦:原題「The Dirty Dozen」;ならず者(囚人)から成る特殊部隊

 

個性的俳優陣が出演;テリー・サバラスは精神破綻者を演じて、部隊を窮地に追い込みます。

 

 

脱走大作戦:原題「THE SECRET WAR OF HARRY FRIGG」;ポール・ニューマン主演のコメディ作品

 

アンツィオ大作戦:原題「ANZIO」;後にドラマ「刑事コロンボ」で主演するピーター・フォークが共演

 

戦略大作戦:原題「KELLY'S HEROES」;クリント・イーストウッド、テリー・サバラス、ドナルド・サザーランドらが出演

 

米軍戦車長オッドボール軍曹を演じたのは、ドナルド・サザーランドで、同じ年の映画「M★A★S★Hマッシュ」では主演の軍医(野戦病院の外科医)を演じてました。

 

日本の映画配給会社が邦題に「~大作戦」と名付けたのがきっかけで、ちょっとした大作戦ブームが起きたようです。戦争映画以外の映画やドラマにも「~大作戦」が登場しました。

 

クレージー大作戦(1966年10月)

 

海外ドラマ「スパイ大作戦」:原題「MISSION IMPOSSIBLE」(1967年放送)

 

第4シーズンで変装の名人を演じていた俳優レナード・ニモイが、耳が尖ったバルカン星人「ミスタースポック」になって人気だったのが、海外ドラマ「宇宙大作戦」:原題「START TREK」(1969年放送)です。

 

 

円谷プロのドラマ「怪奇大作戦」(1968年放送)もありました。

 

 

映画「ミニミニ大作戦」(1970年)は2003年にリメイクされています。ドナルド・サザーランドが共演してます。この頃は息子のキーファー・サザーランドが、ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」で、ジャック・バウアーを演じて大ヒットしていました。

 

ミニミニ大作戦:原題「THE ITALIAN JOB」(2003年)


戦争を題材とした映画では「マダム・グルニエのパリ解放大作戦」:原題「Soft Beds, Hard Battles」(1974年、未公開、DVDあり)以降は、「~大作戦」の邦題作品は見当たらないようです。

映画「ピンク・パンサー」シリーズで知られるピーター・セラーズが主演し、一人六役を怪演して笑わせてくれるコメディ作品です。

 

 

最近の映画・ドラマ・アニメなどで「~大作戦」とあるのは、シリアスなものではなく、コメディ調がほとんどのようです。

なお、前回のタイトルに「大作戦」と付けたのは、真に大きな作戦だからです。

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