時代はGLP-1受容体作動薬!! | cynthia-dr-murazumiのブログ

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『GLP-1(ビクトーザ)ダイエット注射』がシンシアに導入され、人気を博しています。

ビクトーザ®はノボノルディスクファーマ社製で、一般名はリラグルチドです。もともとは2型糖尿病の治療薬で、欧米ではダイエット薬としても認可されています。効能効果、用法用量については、又吉総院長のブログやシンシアのサイトでご覧ください。チャレンジしてみたくなると思います。

 

 

ところで、ノボノルディスクファーマ社では一般名セマグルチドというGLP-1受容体作動薬の注射薬(オゼンピック®)も発売する予定でしたが申請を取り下げていました。週1回の注射製剤でしたが、注射デバイスの問題があったそうです。

そのセマグルチドにN-アミノカプリル・ナトリウム(SMAC)を付与して錠剤にすることにより、GLP-1という蛋白質を蛋白質のまま消化管から吸収させることに成功して、日本では7月下旬に製造販売承認申請を行っており、承認審査中です。

米国では9月にFDA(米国食品医薬品局)から2型糖尿病として承認されています。米国での販売名はRybelsus®です。

この内服薬がリラグルチド注射と同じ効果をもたらすかなどは不明ですが、とても気になります。服用の仕方は1日1回なので、同じく1日1回の注射するよりも楽なことになります。もしダイエットに向かなかった場合は使えませんが、同社がリラグルチドも錠剤化に成功すればダイエットに使えることになるでしょう。今後の動きから目が離せません。