前回、前々回と「F-35」最新鋭ステルス戦闘機や「P-38」戦闘機について述べていたら、連想力が働いて40年以上も前の1976年に起きた飛行機が絡んだ事件を思い出しました。
「F-35」はロッキード・マーティン社製ですが、その前身である「P-38」を製造したロッキード社の名からは同年はじめに起きた「ロッキード事件」を思い出しました。事件の詳細は述べませんが、この事件で話題になったのが、ロッキード社製の旅客機「全日空トライスター」と「P-3C 対潜哨戒機」でした。
全日空トライスターの模型のボックスアート
米海軍のP-3Cの模型のボックスアート
さらに、この年の9月にソビエトの迎撃戦闘機「MiG-25 フォックスバット」が函館空港に強行着陸し、パイロットのベレンコ中尉が亡命するという事件が起きました。最高速度マッハ3.2を誇る機体で、それまで謎だった性能を西側諸国にもたらすことができたのです。
函館空港に着陸したMiG-25
MiG-25の模型のボックスアート:機体番号31は亡命した機と同じです
今回の空自「F-35A」の墜落事故でも機体がロシアや中国に回収されて、機体の機密が漏れることを懸念する声があるようです。