仕事帰りに渋谷院の向かいの東急百貨店にある丸善ジュンク堂書店に寄ったのですが、そこで漫画「ゴールデンカムイ」の単行本の最新刊が置いてあるのが目に留まりました。
明治時代末期の北海道や樺太を舞台にした漫画で、アニメ化もされている大人気作品です。アイヌ文化を丁寧に描いているとして高い評価も得ています。
この漫画に登場する実在した人物の一人が、元新選組二番組隊長や副長助勤、剣術師範を務めた永倉新八です。池田屋事件に加わったことでも知られ、同組で一番の剣術使いだったと言われています。戊辰戦争の最後の戦い・箱館戦争で戦死した同副長だった土方歳三も登場しますが、この作品の時代に実際に存在していたのは永倉新八だけです。当時、北海道小樽市に住んでいて、大正4年（1915年）に同市内で75歳の生涯を閉じたのです。ただし、婿養子になっていたため、杉村義衛と名乗っていました。
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