ワークホース | cynthia-dr-murazumiのブログ

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ラバに関連した話を続けます。ラバは雄のロバと雌の馬との交雑種ですが、日本では需要がないため生産されておらず、動物園などでお目にかかることもほとんどないようです。日本では家畜としてロバが普及せず、馬や牛が使われたため、ラバも生まれなかったのです。

今回のタイトルである「ワークホース」(workhorse)は「使役馬」や「馬車馬」を意味しますが、「役に立つ機械」も意味します。たとえば、第2次世界大戦でドイツ軍が使用した「Ⅳ号戦車」はA型~J型まであり、大戦全期間で使用されたため、ドイツ軍の「ワークホース」と呼ばれました。

 

初期のⅣ号戦車D型             後期のH型

  

 

「ワークホース」は人への表現として「馬車馬のように働く人」も意味します。自主的に働くならまだしも、鞭打たれて働かされるのであれば問題です。そこで思い出したのが、映画「パットン戦車軍団」(1970年、アカデミー賞7部門受賞)で、米軍の猛将パットン将軍がイタリアのシチリア島の橋上で立ち往生して米軍の進軍を妨げていた二頭のラバが引く民間人の荷馬車に対して、自らの拳銃でラバを射殺してしまう場面です。そしてラバと馬車は橋下の川に投げ落とされてしまうのです。ほかにも戦争神経症で入院していた兵士を殴打する事件も起こしました。現代の働けなくなるまでこき使って、働けないと使い捨てにするブラック企業の経営者にも思えてしまいました。