東京新聞に変えました
なんと、福島原子力の状況報告を紙面のTOPで行っているのです!
驚きました。
なぜかって、他の人より危機意識を持っている私でさえ、
現状把握なんて一切していなかったからです。
そうなんですよ!
これが、今、日本国民が最も認識しなければいけない、
一人一人が抱えている最重要事案なんですよ。
でも、私、自分の中で、意識が「風化」していました。
毎日、しっかりと新聞を読んでいたのにも関わらずです。
メルトダウン中というのは、認識しています。
メルトスルーしているというのも、認識しています。
ですが今・・・
水位がどう変化したのか・・・
燃料棒はどうなっているのか・・・
人は入れたのか・・・
汚染水は減ったのか・・・
大気汚染は無くなったのか・・・
今後の見通しはどうか・・・
地震が起きたらどうなるか・・・
全く持って、知ろうとしていませんでした。
■1号機/メルトスルー中
核燃料棒:392体(手付かず)・プール温度27度
放射能:1万1100ミリシーベルト
内部作業:無人ロボット調査のみ
■2号機/メルトスルー中
核燃料棒:615体(手付かず)・プール温度26度)
放射能:7万2900ミリシーベルト
内部作業:無人ロボット調査のみ
■3号機/メルトスルー中・格納容器内から水蒸気漏れ
核燃料棒:566体(手付かず)・プール内の大型瓦礫撤去中
放射能:4780ミリシーベルト
内部作業:一切手付かず
■4号機/震災時内部は空っぽ
核燃料棒:345体(移送中にクレーン故障、メンテナンス中)
放射能:0.6ミリシーベルト
内部作業:プール底を補強
東京新聞の紙面で読みとれるのは・・・
「1号機~2号機は、3年前から一切改善無し。」
「3号機は、プール内のがれき撤去中、内部は一切改善無し。」
ニュースで大々的に報じられた「燃料棒取り出し」は、
実は震災当日に運転をしていなかった4号機だけのことで、
肝心要の格納容器は、いまだに中がどうなっているかすら、
解らないありさまなんです。
続く