母の場合、認知症の早期治療っていつやればよかったんだろう? | チェブログ

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うちの母はアルツハイマー型認知症。

長谷川式によれば16点なので既に中期認知症ということになる。

 

うちの母の場合、家族が母の異変に気づいたのはもう8年ぐらい前。

 

同じ話ばかり繰り返すし、記憶がすぽっと抜けるし、これって認知症じゃない?と思った。

この頃、兄嫁も久しぶりに会った母を見て、認知症っぽいね、と言っていた。

 

ただ母はもともと気が強くプライドが高い性格で、「自分は認知症になんてならない!」といつも言い張っていたため、誰も検査に連れて行くことができなかった。

 

それから2年ほど経って、やっぱりどんどん進む認知症が心配になった父が母に

「ずっと健康診断受けてないやろ、K病院で人間ドック受けとけ」

と申し込んでくれた。

 

父はこの時とばかりに脳ドックのオプションもつけて、当時まだ東京で仕事をしていた私に帰って来て母に付き添うよう連絡して来た。

 

私も父に「グッジョブや!」と言い、有給とって帰省。

母を連れてk病院へ行った。

 

ところが、期待していた脳のMRIなどの画像診断は全く問題無く、年齢の割に萎縮も無く良い状態だと医師から説明を受けた。

記憶力の問題も加齢によるもので認知症じゃないという診断を受けた。

 

私としては認知症じゃなくてホッとした反面、本当にこれで認知症じゃないの?と思った。

 

それから2年後。

行政(市)から高齢者は認知症の検査を受けましょう。

検査は無料です。

そして指定の医療機関で認知症と診断されると、行政のサポートが受けられますよ、

という書面が届き、早速、両親揃って指定の医療機関へ検査に行きました。

 

父は第一段階の検査で認知症では全く無い、と言われ、

母は、第二段階の検査へとすすみ、MRIと脳の血流の検査を受けた。

 

この頃、私としては、母の認知症はまちがいない、という確信を持っていました。

 

すでに介護の認定は要介護1を取っていたし、当然認知症と診断されるであろうと思っていたのですが、

指定の医療機関では「認知症前期の段階かなぁ、半年後にもう一回来てください」だった。

 

特に画像診断では全く異常は見当たらなかった。

コレが不思議。

 

この頃の母は既にいろんな妄想発言で家族や親戚を不仲にさせていて、私や父は母の話す内容をいちいち互いに確認しあって妄想なのか事実なのか判定しているという状況だった。

 

それから半年後に、もう一度同じ医療機関に行き正式にアルツハイマー型認知症と診断された。

 

ただ、この医療機関では、診断だけで認知症の治療については何も話が出ず、結局、結果(診断データ)をかかりつけ医(一般内科)に渡しただけだった。

 

それから3年。

今は中期認知症。

妄想世界はどんどん発展しているし、キレやすくなり、父と大声で喧嘩することもけっこうある。

日にちや曜日はわからず、「私は毎日サンデーや~」が母の口癖になっている。

 

これまでの期間、ずっとかかりつけ医(内科)の元で認知症のお薬はいただいている。

それで進行が少しでも遅くなっているのか?

それとも専門医の下で他に治療を受けるべきだったのか?

 

なによりも、おかしいと思うのは、8年前のK病院で認知症予防やいわゆる早期治療へといざなってもらうことは出来なかったのか?という点。

 

認知症の「早期治療」という言葉を最近テレビでも良く聴くけど、

うちの場合、どの段階がその「早期」だったんだろう?

 

友人の母親も、今、うちの母の8年前と同じような状況で、3件病院に母親を連れて行ったが、うち2つの病院は認知症ではない、という診断で1件だけが認知症の前段階と診断されたらしい。

 

それでも「早期治療をしましょう」という話にはならなかったらしい。

 

こんなことをしてるから高齢者の3人に1人は認知症になる時代と言われてるんだよね。

 

どこで、どうやったら認知症の早期治療って受けられるんだろう?

 

うちの場合はもう遅いからもうええねんけどな。。。。

 

私には松葉茶飲ませるぐらいしかできん。

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