短編小説「初恋日記7」 | 照ママと猫日記

照ママと猫日記

~~~~~~~~母ちゃんと愛猫の可笑しな日々


彼との数日は、毎日ドライブ三昧と

釣り三昧と夜は同級生が集まって

酒盛り。中学生依頼、初めて会う

同級生は歳を重ねた未来人の集まり

名前聞いても面影が見えて来ない


 さすがに彼は大阪暮らしの都会人

スリムになって顔もホッソリと

イケメンになってた 他の男達は

見た目 まるで田舎人って言うか

純粋の田舎人。農家の跡継ぎだから

海と山と畑で 日焼けがすごく色黒

それは仕方ないこと。オシャレには

無縁の おじさん群になっていた

この私だって、学生の頃はスリム

今はポッチャリ…彼の方が中学時代は

ポッチャリしてたのに、逆になってた

男性群の 会話を聞きながら昔と今の

違いを笑顔で観察…接待係に徹した


同級生とは言え あまり記憶がない

集落が違うし 1学期で転校した私

あまり親しくはない 名前聞いても

分からないが楽しい 酒がまわると

結婚しろよとワイワイ冷やかし三昧

ひとときの 幸せな時間を過ごした


彼は吸引器なしでは生きられない

喉に穴があり3〜4時間おきに消毒と

痰をチェックしなければならない

ドライブで出かける時も車に持ち込む

手術で声をなくし 生きる道を選ぶ…

おかげで再会できたのだ勇気に感謝‼️


靴や着替えを少し置いて 船で帰った

両親も彼女と言うより 嫁さんを期待

近所の訪問者に そんなこと言ってた


再婚か?私は 迷っていた。迷いながら

毎日のおやすみコールが楽しみだった

彼は 焼酎呑むと助舌になるようだ

私も思い切り モヤモヤを発散してる

13歳のあの雨の日のこと覚えている?

覚えてない…忘れた…と誤魔化された


船に見送りに来なかったのは覚えてる

僕は嫌われたんだと思っていたと言う

デタ〜本音だ(笑) 覚えていたんだね


ある日同級生の友達から電話がきた

彼がまた入院? 持病の肺炎が

悪化したようだ。もちろん 土日と

有休を使って駆けつけた。連絡無しで

駆けつけた。話によると元気な頃は

ヘビースモーカー? やっぱりネ

それで肺を患ったのか?咽頭の術後の

再発ではなかったが、肺炎も心配。

入院するたび 無事を祈る日々だった…


               ー7ー