短編小説「初恋日記2」 | 照ママと猫日記

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~~~~~~~~母ちゃんと愛猫の可笑しな日々

中学校入学 話はここから始まった

チョットぶかぶかの制服姿は 痩せて

小柄の 夢膨らむ少女。朝礼の整列は

前から2番目…1番でなくて良かった笑

生徒数は 四つの集落から集まってる 

それでも 2クラスしか無かったネ

当時学食は無く 弁当持参🍱でした

ほとんどが、白ご飯に佃煮か漬物


そんな中、私の母は、オムライスに

焼き飯、卵焼き フルーツetc…

今 思うと改めて母に感謝ですネ


新一年生の役員は最初のテストで

決めるらしいです。私、とりあえず

成績は良かったのか副委員長だった

物語の主役の彼が委員長だったから

話し合いの場の接触は多かったが

残念ながら 好みの人ではなかった


どっちかと言うと威張りやで嫌いな

タイプの部類。頭は優れてたけどネ

意地悪なところは「テルテル坊主」と

はやしたてたり、鉛筆の取り合いで

私の手のひらに刺さった事件もあった

チョット大袈裟な 言い方だけどね

今も消えない芯の跡がある…

 

やっとクラスに慣れた頃 沖縄から

帰って来ていた母は 突然実家から

名瀬市(現在の奄美市)に引越す事に。


中学の1学期が終わり 夏休みの間の

出来事です 突然の引越しだから

教室でのお別れの挨拶も出来ぬまま

私は姿を消してしまったのです


それはそうと 小学校でライバルが

多かったイケメン君の 噂が耳に入った

破傷腐菌で天国に行っちゃったみたい

美人薄命の男版。いい男だったのに

シャボン玉のように はじけて消えたよ

慌ただしく引越した夏休みは終った

転校先は なんとマンモス校だった 

8〜9クラスもあってビックリ仰天

それに初めて 給食なるものを経験

学校の敷地では 給食室の建物があり

コッペパンを焼く匂いが漂よってくる

コッペパンは とても美味しかった


転校先でも活発に活動した 

なぜか 女友達より男友達が多い 

不思議?サパサパした性格だからかな

ロングの髪をショートにしたら益々

坊やタイプで 可愛らしさがない


我が家には夏休みになると毎日

3〜4人 男ばかり集まって来る

もちろん宿題をするが、終わると

バンドの練習が港の倉庫であるのだ

その時代 アマチュアバンド全盛期

いつの間にかメンバーの一員に抜擢。

エレキギター全盛期🎸女ドラマーを

頼まれたが練習しても無理だった

部活がブラスバンド部にいたから

運動会や、市民パレードの時は

先頭でいつも小太鼓を叩いていた

だからって手足バラバラのドラマー

出来るわけがない 結局大会では

リズムにのって 踊るだけでした笑

思い出は果てしなく巡りくる

 

クラスで好きになった子は いたよ

早々に天国に行っちゃった小学時代の

あの彼に似てたね 雰囲気も優しさも

やはりライバルが多い。片思いのまま

新聞部で、一緒に活動することで満足


ある日、他のクラスの女子から

ラブレターの橋渡しを頼まれた…が

彼が全く興味ない態度を示したので

ホッとしたもんだ…とにかく

穏やかで 誰にでも優しい人だった

いつも宿題の答えも手伝ってくれた

困った時はいつも助けてくれた彼が

私の本命の初恋の相手だったと思う

初恋とは、片思いと同じですネ

打ち明けない方が、気さくに話せる

 

打ち明ける事もないほど優しい彼は

実は現在、同じ市内に住んでいて

大学教授で、私のカラオケ店に何度も

学生を連れて来てくれた 酒の勢いで 

好きだったのよ…とマジに打ち明けると

好かれてるの知ってたよと笑ってた

言いたい放題のできる同級生はいいネ

 


              ー2ー