おはようございます、松下です。
「上昇の始まりはいつも同じ」
この言葉は、
先週のオンライン相談会で、
私が言った言葉です。
今、市場の投資家は、
一部が暴落に傷ついていますが、
一部は次のチャンスをうかがっています。
暴落の後には、
上昇相場が繰り返されてきた
歴史を知っているからです。
その上昇は、何らかの情報や
理論、知識により予想するのではなく、
毎日値動きを確認する中で、
察知していきます。
上昇の始まりはいつも同じだからです。
最初は、安値が下げ止まり、
安値を切り下げなくなります。
次に、日足安値の切り上げ、
日足高値の切り上げ、
陽線の出現、終値が短期移動平均線を
上に抜くというように上昇を
続けます。
この頃、安値の切り下げは、
もう十数日を超えて
確認されなくなっています。
そしてどんどん節目の
高値を切り上げていきます。
いつしか短期移動平均線が、
中期移動平均線を下から上に抜き、
トレンドの転換がどんどん示唆されます。
こうして上昇は始まり、
トレンドは転換していきます。
今の日経平均株価では、
安値を切り下げなくなったのは、
3/19以降です。
3/23には日足安値の切り上げが確認され、
同時にこの日は陽線引けでした。
3/24には日足高値切り上げが確認され、
同時に日足終値が10日移動平均線を
上に抜きました。
4/14には過去20日間の最高値を
切り上げました。
そしてはや1か月、
直近の安値より40%以上の
戻りを見せています。
これを読んだ人は、
「それならこの上昇がずっと続くのか?」
と再び予想に関心を示すと思います。
それは誰にも分かりません。
しかし大切なことは、
3/19安値以降の値動きの中で、
自分の戦略やルールにおける
エントリーポイントがあれば、
ただ買いエントリーするだけです。
それが投資であり、
トレードです。
戦略やルールを決めるということは、
その条件さえ整えば、
ある意味で何も考えずに
ただルール通りに行動します。
それを称して私は、
「投資は単純だ」
と言います。
上昇の始まりはいつも同じで、
投資家の行動もいつも同じです。
その時、その時に考えるのではなく、
事前にしっかり準備して、
確認しながら待つようにしましょう。
これができるようになれば、
利益の確率は、一段も二段も上がります。