上昇と下落がトレンドを作るのではなく、○○と××がトレンドを作る。 | 松下誠の投資家を元気にするブログ

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今、最も支持されているカリスマトレーダー松下誠が、毎日の市況やトレードの心構え、資金管理やルールなど、実践に即して相場を語ります。毎日のメンタルコントロールに最適です。

おはようございます、松下です。


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昨日YouTubeで新しい動画を公開しました。
「トレンドはどのようにして転換していくのか?」

ダウントレンドからアップトレンドへ転換する様子を、
実際の個別銘柄のチャートを使って解説しています。
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株でも、FXでも、ビットコインなどの
仮想通貨の売買でも、その利益のカギを握るのは、
値動きのトレンドです。


逆の言い方をすれば、値動きのトレンドを
捉えられるようになれば、どんな市場でも
利益を上げることができます。



トレンドを識別するための最適な道具が
チャートであり、そのような理由から
チャートを読み解くテクニカル分析が有効になります。


個人投資家はチャートを読む時、
上昇と下落に目を奪われがちです。


上昇がトレンドを形成するのか、
下落がトレンドを形成するのかと、
トレンドを読み解こうとします。


しかし実際の市場の中に居ると、
上昇や下落がトレンドを作るというよりも、
別のモノがトレンドを作っていることに気づきます。


それが、拡大と縮小、膨張と収縮です。


上昇のトレンドとは、市場参加者の買いが
強い状態であり、この状態は、強気(=買い)の
力が拡大・膨張している時に上昇し、
縮小・収縮している時に下落します。


一時的に縮小・収縮しても、
その市場全体を支配しているのは強気(=買い)ですので、
いずれまた拡大と膨張に入り前回の高値を切り上げて
上昇トレンドを続けます。


これに対して下落トレンドとは、市場参加者の
売りが強い状態であり、弱気(=売り)の
力が拡大・膨張している時に下落し、
縮小・収縮している時に上昇します。


市場全体を弱気が支配していれば、
いずれまたこの弱気が拡大と膨張に入れば、
前回の安値を切り下げて下落トレンドを続けます。



この視点で市場を見るようにすると、
時に市場のトレンドがよく見えることがあります。


市場には何らかの心理が常に拡大・膨張と、
縮小・収縮を繰り返しています。


人間とは、面白いものだと思います。


そこが見えるようになれば、
その拡大と縮小のリズムに合わせて
資金を出し入れすれば、資金が増えます。


トレンドを別の視点から見てみてください。
そうすると、途端にトレンドが見えてくるかもしれません。