最近のゲストハウス事情

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今回の五島列島ではゲストハウスのドミトリーに2泊したが、いずれも内装はキレイで常駐オーナー不在のセルフ宿。
最近では4月の石垣、3月の鹿児島、11月の沖永良部などで同様の宿を利用した。
 
 
自分はコロナ禍で海外旅行から国内サイクリングに専念して2年、ここ10年の国内個人旅行事情には疎かったが、昨今の諸事情がこうしたGHの傾向にも反映しているように見える。
思いつきとしては以下のとおり。
 
1.国際性
客観データは別として、主要観光地は個人旅行の平均2割がインバウンド需要ではなかったか、くらいに体感している。
そうするとGHも、オーナー色豊かで個性的である以前にいわば国際基準で、例えば電源と(半)プライバシー確保、利用事項のマニュアル化、といった選ばれやすい宿に、ある程度収束しつつある模様。
 
2.衛生面の向上
以前のGHは多少きたなくても宿の雰囲気と値段でカバー、という傾向もあり、自分も承知で利用していたが、それでは自分より後の世代には率先して選ばれないうえに、コロナ禍も拍車をかけている。
 
3.スマホファースト
宿では、まずは個々のスマホ内での日常ありき、同宿者との交流はしないか、その時その人次第、というのが、是非は別として個人旅行の主流だろう。
そうすると1.で書いた利用事項が明示されていれば、チェックイン・アウト、鍵のパスワード開錠や設備・備品の取扱など、管理人非常駐でもほぼ問題ないだろうし、外国人でコミュニケーションが必要な場合も、翻訳の進化も手伝って双方にさほど支障ないと思われる。
 
4.兼業
一般的に、トレンドを織込んだ経営は年配者の発想では困難。
ただGHを新規事業として見ると、諸経費引いて客単価100円単位~1000円といったレベルの利益では、生業にはなりえない。
自分が利用したGH経営者も若い方が多く、非常駐なら他にも仕事があると思われる(どちらがメインかは各々)。
ましてやコロナ禍で現状は厳しいが、自分のような客から戻りつつあるようで、今後の展開はいわばインバウンド待ちだろう。
 
GHは昔と同様、好きで開業しているという情熱は必須として、予約サイトやSNSの発展により、以前にはなかった経営的観点で見ることができる。
 
昔ながらの民宿・小旅館については後日。
 
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