1年程前の某マネー雑誌の特選高ROE15銘柄という記事。
当時のジモティーの順位は11位であった。
9552 | (株)M&A総研ホールディングス |
3179 | シュッピン(株) |
6036 | KeePer技研(株) |
6857 | (株)アドバンテスト |
6323 | ローツェ(株) |
4980 | デクセリアルズ(株) |
166A | (株)タスキホールディングス |
6967 | 新光電気工業(株) |
4442 | バルテス・ホールディングス(株) |
3562 | (株)No.1 |
7082 | (株)ジモティー |
3484 | (株)テンポイノベーション |
3489 | (株)フェイスネットワーク |
4194 | ビジョナル(株) |
4251 | 恵和(株) |
これを2024年4月21日現在の情報を反映させてROEの高い順番に並べ変え、更に各評価項目の上位3銘柄に色付けしてみる。
要はPERは低く、ROEは高く、時価総額が低い過小評価されているお買い得な銘柄を選定するという事。
主婦がスーパーの安売りチラシを見て、どの店の商品がお買い得かを見極めるのと同じ行為である。
7082ジモティーがROEが2位であり、なおかつ他の評価項目もマニア好みという結果になった。
ちなみに、配当が無配で、株主優待もなく、株主数も少ない銘柄は割安になる傾向がよくある。
そして、視覚的にわかりやすくROEとPERで評価した散布図を今、話題のBING AIのCopilitで作成させてみた。
こうして俯瞰してしてみると、横軸のROEの数値が高くなれば、縦軸のPER(つまり株価水準)が高くなる右肩上がりの傾向があるというのがわかるであろう。
ROEが25~35%ある銘柄はだいたいPER10~30倍辺りのレンジの株価になっている事もわかるであろう。
そして、ROEが40%程度ある銘柄は4銘柄で
6857 アドバンテスト
9552 M&A総研
の2銘柄はPER60倍という高水準まで買われているのに対し、
6036 KeePer技研
7082 ジモティー
の2銘柄は高ROEの割にROE30%程度の銘柄群と同様かそれ以下の株価水準である事がざっくりと分かる。
特に7082ジモティーは断トツで過小評価されていると言えよう。
KeePer技研は、配当も株主優待も有るためか株主数もジモティーより3000名ほど多く、その影響か時価総額も120億円とそこまで低くはない。
という事は、将来的にジモティーも配当や株主優待が設定されると株価水準は上方へ是正されるという事もあり得る。
ジモティーの経営陣も時価総額が100億円を下回ってしまったので、配当や優待を検討するかもしれない。
というのも時価総額が100億円を切ると東証プライム市場への市場変更の道が完全に閉ざされるからである。