ジモティースポット川崎菅生店がオープンしてちょうど1ヵ月経過したわけだが、現時点でのアカウントの投稿数を確認すると、10763となっている。
つまり、ジモティースポット川崎菅生店は1ヵ月間で約10000点の出品をした事になり、1日当たり約330点となる。
また、1出品当たりの平均売上は不明だが、仮に400円とした場合、
400(円)×10000(点)=4000000(円)
という事でジモティースポット川崎菅生店の月当たりの売上はざっくり400万円規模で、3ヵ月だと約1200万円程度だと推測できる。
ジモスポの店舗物件募集について告知を確認しても、物件の賃料の上限目安が100万円程度と記載があるので、ジモスポ事業の月商が数百万円規模で想定されいるのは間違いないであろう。
さて、先日発表された1Q決算の数字を確認すると・・・
2024年1月から3月までの3ヵ月間での売上が468百万円、前期が451百万円で17百万円増加した事で前年同期比で3.8%増となっている。
そう、売上がたったの17百万円増加しただけで決算数字上は3.8%増なのである。
という事は、次の2Q決算では4月にオープンしたジモティースポット川崎菅生店の2.5か月分の売上である約1000万円程度の数字が更に乗ってくるので3.8%以上の増収になる可能性がある。(川崎市との共同運営なので、売上が全てジモティー側に計上されるかどうかは不明ではあるが・・・)
先日の1Q決算の時点(まだジモスポ川崎菅生店がオープンしていない)で業績予想に対する売上の進捗率がすでに24.3%あるのだ。
今期、ジモティースポットを何店舗、新規出店するのか不明だが、最低でも2店舗程度は新規オープンするのではないかと思う。
そして来期はもっと出店するであろう。
この観点だと会社発表の業績予想は保守的で、上方修正前提の計画であることは明らかである。
売上が20億円にも満たない時価総額70億円程度の企業にとってはたかがリユースショップ1店舗の出店だけでも業績に与える影響は非常に大きい。
先日の1Q決算は前期比で減益決算であったが、翌日、意外にも株価は落ちなかったので、大多数の株主は決算の中身を理解していただろうと考える事ができる。
だとすると、今後、業績を悲観したことに起因する株価下落の可能性は低いかもしれず、今が激安で買える最後の買い場かもしれない。
株主としては、あとは今期、ジモティースポットが2,3店舗、無事に新規オープンするかを監視すればいいだけである。
本業のジモティーアプリの業績は非常に安定している事業なので、ジモスポが2,3店舗オープンすれば、もう好決算は確定したも同然と考える事ができる。
そして、忘れてならないのは、ジモティーの場合は更にシナジーがある。
リアル店舗ができた地域は、ジモティーの知名度が上がり、ジモティーへの投稿数自体が増加するのである。
それは、
その地域でのユーザー数増加
↓
取引の成約率の増加
↓
ジモティーアプリの利便性増加
↓
ユーザー数増加
↓
広告単価上昇
↓
業績向上
という事に繋がる。
これが、ジモティーの創業者がZUU onlineで発言している
「今は取り組みの芽が出始めているタイミングで、これからは非常にドラスティックな変化をするフェーズ」
という事の核の一部分であり、単純にリアル店舗の売り上げが加算されるだけではないのである。