水上温泉は何度か宿泊したことがありますが、猿ヶ京温泉は初めて。
楽しみにしていたのですが、結構残念な結果に終わりました。
元旦三が日は外れているとはいえ、宿泊した日は1月5,6日なので
家族連れで一杯でした。
宿泊する前々日に千の谷から電話があり、「夕食の時間を17時からでお願い出来ないか」と言われました。
曰く、5,6日は大変混雑しているため、夕食の時間を先に決めてほしいのだとか。
もちろん当日に決めて頂いても構わないのだが、出来るなら今決めてほしいとのこと。
さすがに17時はちょっと早いので、ソレ以降の時間帯は無いのか? と聞き返すと
現時点では17時~しかないと言う。
まあ、それなら17時~でも良いかな
と思い、17時を了承しました。
当日は14時チェックイン
14時ちょうどくらいにホテル前に到着すると、すでにホテルに一番近い駐車場は埋まってました。
少し離れたアスファルトのスペースに停めます。
(夜に駐車場を見たところ、アスファルトスペースだけでは停めきれず、砂利の駐車場も奥の方まで埋まっていました。相当混雑していたのは本当のようです)
このホテル
車寄せが無いんですよ。
手前に車寄せっぽい屋根があって、そこが正面入口かと思いきや、そこにはホテルの車が停車しています。
ホテルの入り口は一番奥にあって、車を寄せることは出来ません。
変な作り。
理由は口コミを見て判明。
ここ、元はリゾートマンションだったらしい。
なるほど、それでこの変な作りなのか
チェックインすると、ロビーにはウェルカムドリンクが置かれています。
置かれていますといっても、ドリンクサーバーが置かれていて、ご自由にお飲み下さいというスタイル。
しかも紙コップではなく、グラスや陶器の為、ロビーで飲み干さねばなりません。
部屋への持ち込みはNG
何かちょっとサービスが悪い予感。
試しにドリンクサーバーから出して飲んでみたリンゴジュースは激不味い。
うーん(味が薄い)
今回宿泊した部屋は3階でした。
このホテル、1階と3階に大浴場があります。
ですので、3階はなかなか移動が楽な好立地です。
3階の大浴場は24時間入れるのも良い。
1階の大浴場は常に混雑していたので、撮影出来ず。
対して、3階は常にガラガラで、ほとんど貸し切り状態でした。
1階は内風呂も広く、湯船も複数あって、深い湯や浅い湯、木が多く使われている構造で見た目も良いし落ち着く感じ。
露天風呂は狭くてあまり良くはないけれど、1階と3階を比べれば1階のほうが断然良いです。
3階は恐らく
恐らくですが、リゾートマンションの名残ですかね?
コンクリート打ちっぱなしで、装飾なども無く味気ない作りです。
露天風呂はあります。
このホテル露天風呂は、1階も3階もほぼ眺望はなく、何も見えないので、露天風呂に関してはどちらに入っても同じですね。
1階の大浴場が人気集中するのはわかります。
わたしは混雑しているのは苦手なので、3階をメインに入りました。
あれだけ広い浴場をほぼ毎回貸し切りで入れるのですから、かなり贅沢に使わせて頂けました。
3階が絶対オススメです。
(24時間入れるので、深夜2時3時にも入りました、もちろん貸し切りでした)
泉質は、、、、、
正直、温泉っぽい要素は無いです。無色透明で、無臭。
そして、17時
夕食の時間になりました。
16時55分くらいにレストラン前に行くと、数十人以上が並んでいます。
え、5分前でこんなに並んでるってことは、先頭の人は何分前に来て並んで待ってるの?
これだけ並んでいても、ホテル側は17時までレストランを開けませんから、列はどんどん長くなります。
結局、レストランに入れたのは約10分後でした。
(撮影開始時刻みたら17時7分だったので)
2日前にホテル側から連絡が来て、強制的に17時~予約にしたのに、レストラン入店で待たされるとは・・・・・
一体どうなっているのでしょうか
このホテルは。
夕食、朝食共にビュッフェです。
千の谷の夕食のメイン料理は、ステーキ、天ぷら、寿司。
ステーキは目の前で焼いてくれます。
まあ焼いてくれるというか、焼いてる工程を見せているだけで、客側の要望に答えるわけではありません。
調理しているスタッフは、ひたすら肉を焼き続けていて、それを皿に乗せて並べていき
並んでいる肉を次々に客が取っていくという感じです。
このお肉、オーストラリア産だったかな? 忘れましたが、とにかく外国産でした。
固くてあまり美味しくない。
うちの子供は半分しか食べれなかった。
こういう肉出すなら、国産の柔らかい成型肉でも焼いて出したほうが喜ぶと思うけどな。
天ぷらも目の前で揚げてくれますが、ステーキと同じ。
次から次に揚げていき、揚がったのはザルへ。
それを客が次々に取っていくというスタイル。
まあ、、、、天ぷらってコストが安いのか何なのか知りませんが、ビュッフェ行くと必ずどこにでもある定番メニュー。
揚げられている食材も、エビ、カボチャ、と代わり映えしないので、コレと言って特筆すべきところはありませんね。
でも揚げたては美味しいので、ついつい取っちゃうんですよね。
寿司も職人が目の前で握ってくれますが、次々に握っていき、それを皿に並べて客が勝手に取っていくスタイル。
うちの子が
「まぐろだけ3つ下さい」
と言ったら、
「そこに並んでるよー」と言われ、見ると確かに並んじゃいるけど
まぐろの色がちょっとおかしい。
いやたまたまそういう部位だったんだろうけど、見た目あんまりキレイじゃない。
それ取れって?
さすがにうちの子も躊躇してたんで、イカとまぐろの組み合わせの皿(3つで1皿になっている)を取り
イカは食べてあげるから、と言って子供に渡しました。
まぐろは中トロらしいですよ
食べてないんでわかりませんが、美味しかったそうです。
イカは生臭いのでオススメしません。
ホームページでは、デザートは結構豪華に見せているんですが
この日のデザートは結構しょぼくて、安物のカップの入ったデザートがメインでした。
ホームページだとキレイな器に入ってるのですが、経費削減でしょうかね。
カップに入ってるとそれだけでテンション下がるし、見た目も味もダウンですよね
(でも実際のところ、カップデザートが夕食の中で一番美味しかった)
メニューはそこそこあるんですが、コレと言って物凄い美味しいモノはない
強いて言うなら、天ぷらのエビ、寿司のまぐろが中トロ(色合いが良いのを選べ)
あと、ドリンク飲み放題(アルコールも)が付与していて、ビールがプレミアム・モルツでした。
なので、料理云々ではなくて、お酒をたくさん飲む人にはおすすめでしょう。
プレミアムモルツ飲み放題ですから。
他に日本酒系や、サワー系などもあって、自分で注いで作るタイプ。
お酒好きな人には嬉しいでしょう。
うちはそんなに飲まないので、料理重視なのですが、料理重視タイプだと少し残念なビュッフェかも知れません。
コレ!!
って言うのが無いんですよね
そして、朝食。
朝食がココは一番問題アリです。
朝食は6時30分~9時まで、自由に来店していいスタイル。
これ一見すると客にメリットありそうですが、全くありません。
なぜなら「超混雑しているから」です。
うちは、7時55分頃にレストラン前に行きました。
すると受付で部屋番号をチェックされ「混雑しているので、しばらくお待ち下さい」
と言われます。
ここから延々とロビーで20分待ちました。
こんなに待たせるなら、予約制にしたらどうでしょう?
20分もロビーで朝から待つ苦痛。
結局、入店出来たのは8時15分過ぎでした。
ここの朝食は、はっきり言うと
「食べるものがあまりない」
目玉っぽいメニューが、温泉卵なのです。
以前はオムレツを出していた、と口コミで見ましたが、無くなったようです。
サラダメニューも前日夜と似たような感じで、ヨーグルトも美味しそうではない。
あまり食べるモノがないので、わたしは白米と納豆、味噌汁、スクランブルエッグを食べました。どこでも食えるメニューですね・・・・・
食事はお酒飲む人には高評価確実。
お酒飲まない人からすると、ちょっと残念な内容。
この宿は、お酒を飲む人にオススメの宿だ!と言えますが、下戸の人にはオススメ出来ないです。
部屋のほうは、3Fの和室でした。
掃除はキレイにされていましたが、結構老朽化が激しい印象。
畳は結構損傷が激しい(というか、ここまで畳が損傷している宿は初めてです)
部屋のトイレはユニットバスではなく、個室なのですが狭い。
凄く狭いです。
便座に座ると、膝が壁に付きそうです。
(実際には付きませんが、それくらい圧迫感あります。目の前が壁。)
TVのリモコンもすごい汚いので、レストランから持ってきた使い捨てのシートで何度も拭きました。
正直、また来る?
と言われたら、もう来ないかな
という回答になります。
猿ヶ京温泉は、もう1件有名な大きい宿があるので、もし猿ヶ京温泉に来るなら
次回はそっちを選ぶと思います。
ここは、ホームページの写真がキレイ過ぎます。
作り込みが最高に上手です。
ただ、よく見ると松乃井のHPと画像が同じだったりするので、使いまわしている部分はありそうですね。
ここに泊まるなら松乃井に泊まったほうが楽しそうです。