麦わら帽子投資法を実行するにあたり、最初のハードルは銘柄選びです。
シーズンストック(季節銘柄)を買うことを思いついても、銘柄抽出はどうするのか。
こういったことを検索機能でスクリーニングをする方法はないので、日々のチャート閲覧の中でシーズンストックの傾向がある銘柄を見つけるたびにメモしておくことにしました。
地道なアナログ作業ですが、コロナ禍の2020年にメモを付けだして半年くらいで20銘柄ほどリストアップできました。
本気でやればもっと多くの銘柄を見つけられたと思いますが、気が付いたらメモする程度でやっていたため少ないです。
そして銘柄ごとのチャートの谷底と思われる一歩手前の時期に来たら、徐々に数回に分けて買います。
これは谷底だと思って買ったのにまだ下へ行ったりしたときのためのリスク分散です。
そしてチャートの山のてっぺんを付ける時期になったら、また数回に分けて売ります。
一銘柄につきだいたい売買3回ずつくらいが多いです。
また、この売買検証を行いながら、並行してシーズンストック銘柄の発掘も継続して行っていきました。
この売買をしばらくやってみて、そこから更に「期末(中間期含む)を越えて持ち越さない」というルールを付け加えました。
これは谷底で買ったと思っていたのにさらに下降を続け、例年なら山の時期に沈んだままとなった場合に、いつまでも持ち続けないよう損切りする期限を設ける必要性を感じたためです。
期限を期末としたのは、期末を過ぎると配当落ちでさらに安くなるケースが多いためです。
しかし、売却時期にあたる時期に相場全体が低迷した時などは例外的に期末を越えて持ち続ける場合もあります。
このルールで買売1往復を「試合」と考え、利益が出た場合を勝ち、損失は負け、持ち越しは引き分け(未決着)としたらどういう成績になるかを記録しました。
試合数の数え方として、ある銘柄を3回に分けて買い3回に分けて売った場合は3試合とカウントします。
2回買い3回売った場合(例:200+100株買い100株x3回売り)も3試合です。
3回買い2回売った場合(例:100株x3回買い200+100株売り)も3試合です。
シーズンオフに麦わら帽子を仕入れても、それより高い値段で売れなければ帽子屋としての商売が成立しません。
仕入れた麦わら帽子はうまく売れて利益に結び付いたのでしょうか?
(次回に続きます。)