時期: 2023.8.中旬
初日: 美濃戸口(10:00)→南沢→行者小屋(14:20)
10年ほど前、初めて赤岳に登った。その時は、赤岩の頭に上がって登頂、中岳方面に降りてそのまま阿弥陀岳に取り付いた。どれくらい登ったのだろうか。当時の私にとっては赤岳で精一杯だったのと、阿弥陀岳の1つ1つの岩が大きくてそれをよじ登るのが辛かったこともあり途中で断念、戻ることにしたのだった。
あれから12年くらいになるのか、八ヶ岳の主稜線は観音平から蓼科山・蓼科牧場まで小刻みに繋げることができた。で、残る大物は支稜線の阿弥陀岳と西岳だった。
<クサボタン、美濃戸口バス停周辺>
美濃戸口でバスを降りて歩き始める。クサボタンは8月の上高地・河童橋〜一ノ瀬で咲いているけど、八ヶ岳で見つけたのはこれが初めてのことだった。
<美濃戸までなるべく舗装道路を避けて登る、明るい緑の葉っぱ>
美濃戸まで約1時間。舗装道路は苦手なのでなるべく土道を選んで登っていく。美濃戸・やまのこ小屋でソフトクリームを食べて休憩していると、高見石小屋のオーナーさん(ここのオーナーでもある)がいらした。10年くらい前にお会いした時より年を重ねて、少し小柄になったようだ。
<黄色い花、オダマキ>
他に、ヤマホタルブクロ、イタドリなどが咲いていた。南沢と北沢、登りはやっぱり南沢が楽しい。ただ、8月の樹林帯は年々暑くなって、汗タラタラでキツイ。
小枝で巨岩を支えている風景が南沢にあったかなぁ。スリランカでこうした場面をみたけど、八ヶ岳では記憶にない。
<こんなつっかえ棒あったかな>
※参考:スリランカ北西部にて
私の足ではこのルートを80分ではとても歩けない。登山道の標識には時々理解に苦しむものがある。いつも思い出すのは、蝶ヶ岳から徳澤に下山するルート。「徳澤まであと1km」と書かれているのだがとんでもなく遠い。
<美濃戸~行者まで80分はムリ、この先は崩れているのか>
白河原まで出るのにかなり時間を要した。白河原の先はなるべく右脇の道を進んでいく。
<サルオガセ、微妙な色合い>
行者小屋に到着。一息付いていると、カミキリムシが寄ってきた。
<カミキリムシ>
南八ツの稜線を仰ぐ。このそそり立つ断崖を初めて仰ぎみた時はホントにここを登り切れるんだろうかと気遅れしたのを思い出す。明日は晴れてくれるのだろうか。
<夕刻の赤岳天望荘が見える、横岳、大同心かな>
<夕暮れ時の岩峰群(動画)>