まずは行者小屋のことをもう少し書いておく。
記念撮影用のプレートがいろいろと並んでいた。行者小屋に泊まるのはこれで2回目かな。ここのハンバーグは美味しい。それと、けんちん汁がピリッと刺激的な味付けでお代わりした。
<行者のプレートあれこれ(2)、行者の夕食は美味い>
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2日目: 行者小屋(7:15)→阿弥陀岳(9:10)→行者小屋(11:25~11:50)→南沢→美濃戸口(14:20)
翌朝も快晴。赤岳は2度登っている。最初は地蔵の頭まで上がって周回した。2度目は観音平から編笠山・権現岳・キレットを経てヘロヘロで辿り着いたのだった。
<翌朝の阿弥陀、アキノキリンソウ、登っていく>
なので、今回はストレートに阿弥陀岳を目指す。樹林帯を抜ける辺りの急坂がキツくて下りでは使いたくないルート。
中岳のコルまで上がると、イブキジャコウソウがお出迎え。ここは確かにかつてやってきた感触があった。さて、ここからが本番。この日はヘルメットを持参しなかったので行者小屋でレンタルした。ここでヘルメットをかぶる。
<イブキジャコウソウ、ウスユキソウの仲間か、トリカブト>
カワラナデシコやミヤマシャジンも咲いていた。
<鉄ハシゴ>
10数年前は赤岳登山のアトでこの岩場がキツクて撤収した。あと時と比べると岩が小振りになったような気がする。勿論そんなことはなく錯覚だろう。曲がりなりにもそれだけ登山経験が付いたということなのだろう。岩の大きさを負担に感じることはなくなったが、それでもなかなかの斜度である。両手を使ってよじ登っていく。
初めてヘルメットをかぶった奥穂高岳の登山でも感じたけど、自分が岩にぶつかるリスクよりも上から岩が落ちてきて当たるリスクの方が高いのではないか。阿弥陀岳への最後の登りもそこそこ登山者が詰んでいる。自分が下の人に対して小石を転がしてしまうリスクもあれば、自分のところへ小石が落ちてくるリスクもある。ヘルメットを借りておいて正解だった。
<岩をよじ登り、赤岳・中岳を振り返ってみる>
小休止して振り返ってみる。なかなかいい景色じゃないか。赤岳も中岳も自分が登ったヤマはいとおしいもの。
<岩場もあと少し(2)、南に雲が湧いてきた>