(1)NHK「どうする家康」

【11/26放送】家康との席次を巡る静かな争いで秀頼はあざとい。対する秀忠が父・家康に訴える様はあまりに情けない。これではバカ殿じゃないか。

「国家安康」の鐘の文字を見て、淀君は一時でも溜飲を下げた気分に浸れたのか。そこまでして秀頼の天下に執着したのも信長の妹の血筋を引いたプライドなのか。淀君ってこれまで自分の中では池上季実子や松たか子のイメージで固まっていた。でも、北川景子の狂気を見ていると野川由美子(記憶違いかも)や小川真由美が演じたドラマを思い出した。


【12/3放送】ドラマで家康が南無阿弥陀仏と延々と綴っている場面を初めて見た。信長や秀吉と同じ戦で生きた者として「同じ地獄を背負う」覚悟で出陣したので、ドラマとしてかなり重苦しい回だった。秀忠に対して「人殺しの術など覚えんでよい」との考えも親心として尤も。

 

<ネットより> ※再掲

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【終盤の+α感想】

関東に移封された後で家康が江戸の街をどう整備していったのか、そういう場面を挿入して欲しかった。折角NHK「ブラタモリ」で江戸の街を何度も探っていたのでネタはあったはず。誰にどんな指図をして街づくりしたのか見せてくれると親近感も湧いて良かったんじゃないか。

いじられ役だった山田孝之の服部半蔵は後半の出番が少なすぎる。江戸城に名前を残した人物だけに、江戸での活躍場面を見たかった。あと、瀬名やおあいの方、秀吉の妹と比べて阿茶の局ってどんな人柄なのかボヤケていた。家康との出会いも曖昧で、政に口を挟む割に人物像がハッキリしなかった。

 

(2)その他の連ドラ

●フジ「いちばんすきな花」

11/30の放送では「その人の前だけの自分ってある」、この科白が刺さった。そうなんだよな、大勢の中での振舞いが得意な人と小さな個々の出会いでの見せる自分の姿は異なっているものだ。方向を変えると丸にも三角形にも見えるとしても、それはどれも円錐形の一面として間違っていない。

美鳥さんがあの4人組と一気にご対面したら、心の中で釣り合いが取れなくなって自分が自分でなくなってしまうかも。緩衝材と言うべきか、2人ずつの接点を回復する時間は大事。それにしても、赤い屋根の家を描いていた少女も、親戚の家で将棋を教えていた少女もしっかり繋がって、美鳥さんの辛い過去も分かりやすく伝わってきた。

あと、多部未華子の科白「生徒とか先生ってことじゃない。その人がどうかでしかない」もその通り。分かってはいるけど、人付き合いにおいてつい期待してしまったり、疑ってしまったりする。人との出会いはその繰り返しでもある。

【註】12/7放送はまだ見ていない。

 

●NHK「ブキウギ」

陰山泰が楽団員で登場。白井晃ほどTVで見ていなかったので懐かしい。私にとっては「遊◎機械 全自動シアター」の演劇人なのだ。

※参考ブログ

 

●日テレ「ゼイチョー」

見忘れたかも。継続中。

 

●フジ「トクメイ!」

途中から偶に見るようになった。軽い。

 

●テレ朝「たとえあなたを忘れても」

これで今クールの脱落は5本目。